研究チームのリーダーである同大の遺伝学者ピーター・フォースター教授は「これらの仮定を真実として裏付けるためには、中国の研究機関や病院が昨年9月から12月の間にコウモリから採取したウイルスを調べる必要がある」と述べて、近く中国側の協力を求めることにしているという。
コロナウイルスについては、米国の一部メディアが武漢市の研究機関が生物兵器として作り出したとの情報を流して、トランプ米大統領も「徹底的に感染源を調べる必要がある」などと語り、武漢の研究所から広がった可能性があるとして、調査に乗り出したことを明らかにしている。
しかし、これについて、教授は『サウス』紙の取材に対して「もし私が答えを求められたら、元の広がりは武漢よりも中国南部で始まったと言うだろう」と答え、コロナウイルスが「生物兵器」として作り出されたとの見方には否定的だ。