読者にはみな思い当たるフシがある?(イメージカット)

 パチンコ歴20年の40代の男性会社員・Aさんは、『連ちゃんパパ』を読んでドキッとする部分があったという。

「主人公の進がパチンコ初心者に対して、ハマりすぎないようにアドバイスするシーンがあるんですが、これはもう完全に“あるある”。どっぷりパチンコにハマっている人ほど、自分のことを棚に上げて他人に“気をつけろ”とか“ハマりすぎるな”とか言うんです。自分もそういったことを言った覚えがあります」

 物語の中では、主人公・進が初心者を借金苦に陥れるためにアドバイスをしていたことが明かされる。

「さすがに誰かを借金苦に陥れようとは思いませんが、私の場合は、いろいろとアドバイスをしつつも、自分と同じようにパチンコにハマる仲間が欲しいという願望があるのかもしれない…と思いました。少なくとも、相手に対して“勝ってほしい”と思いながらアドバイスをすることはないような気がしてきました」(Aさん)

 基本的にはまったくパチンコをやめようとしない進だが、塾の講師をしていた時期には、パチンコを絶っている。しかし、その後、お金が必要となる状況となり、一攫千金を狙うため、再びパチンコにハマってしまう。

 そんな進に共感するというのは、30代の男性会社員・Bさんだ。Bさんは、パチスロ歴10年。暇さえあればパチスロを打っているという。

「正直、私も負けが込んだ時には何度も“パチスロをやめよう”と決心しましたよ。でも、決心しただけで、本当にやめられたことなんてない。時間が経ったり、給料が入ったりしたら、またすぐに打ちに行ってしまうんです。でも、仕事が忙しい時や、転職した後なんかは、余裕で1〜2か月くらいパチンコ店に行かないこともある。

 つまり、実生活が仕事でいっぱいいっぱいのときは、パチスロのことを忘れられるんです。打ち込むべきものがあったり、別の何かで生活が充実していたりすれば、意外とパチンコやパチスロをやめられるということ。ただ、時間に余裕ができたらすぐまたハマってしまうんですけどね…。このあたりは“あるある”だなぁと思いました」(Bさん)

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