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2020.05.19 16:00  NEWSポストセブン

新型コロナ 声高な「中国責任論」には首を傾げざるを得ない

受診者で混雑する武漢市内の病院(2020年1月=AFLO)

 中国のケースは「人災」だから単なる感染症ではないとの主張もある。それこそトランプ政権が固執した武漢のウイルス研究所起源説だが、これはアメリカ国内からも多くの異論が出て消えてしまった。そもそもアメリカの2月24日から4月21日にかけての感染拡大は、中国以外の国からの入国制限をしなかったために起きたという説が有力である。5月1日、米疾病予防管理センター(CDC)のシューハット筆頭副所長と「CDC新型コロナウイルス対応グループ」の執筆による報告書が、そうした報告をしている。

 このことは日本の国立感染症研究所が、3月以降、国内で広がった新型コロナウイルスは欧米を経由して日本にもたらされた可能性が高いと、した研究結果にも通じる。

 仮に裁判ができたとしても、単純に中国の罪が問える話でもなければ、科学的なアプローチも不可欠だ。それでは大統領選挙までに結果がほしいトランプ大統領には魅力のないテーマと言わざるを得ない。突如、このタイミングでファーウェイがターゲットになり始めたのは、こうした事情があってのことなのだろう。

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