5月11日から全国17の地域で新たな「ご当地ナンバー」の交付が始まった。東京都では、東部の7つの区をカバーしていた「足立ナンバー」から、「江東ナンバー」「葛飾ナンバー」が“独立”した。
これに歓喜するのが、隅田川沿いのタワーマンションに住む江東区民だ。
「清洲橋の向こう側、目と鼻の先の距離は『品川ナンバー』なんです。なのに、隅田川を渡っただけで『足立ナンバー』になってしまうことに、これまでぐっと耐えてきました」(40代男性)
「品川ナンバー」といえば、日本橋・銀座を含む中央区や、六本木・赤坂を含む港区など、大企業の本社ビルや高級タワマンが林立するエリアの車両に交付される。
一方、足立区といえば、「ヤンキーが多そうな東京の『区』」(『Jタウンネット』調べ)で1位という“不名誉”を獲得するなどイメージの差は大きい。
一方、疑問の声を上げるのが足立ナンバー“残留”の江戸川区民だ。
「江戸川区は、足立区と接しておらず、間に葛飾区を挟んでいるのに……」(50代男性)