芸能

『エール』で注目の中村蒼、地方発ドラマでの活躍ぶり際立つ

『エール』で注目の中村蒼

 窪田正孝(31才)が主演を務めるNHK連続テレビ小説『エール』。窪田演じる作曲家・古山裕一の幼なじみ・村野鉄男を演じる中村蒼(29才)に注目が集まっている。中村の魅力について、コラムニストのペリー荻野さんが解説する。

 * * *
 失恋して大酒を飲んで騒いだり、突然「仕事辞めてきた」と福島から上京してきたりと、朝ドラ『エール』の中で、曲が売れないと悩んでばかりいる主人公の古山裕一(窪田正孝)より、親友の鉄男(中村蒼)の方が毎週、人を驚かせている。
 
 その中村蒼は、実は「地方発ドラマ」で輝く俳優でもある。私が最初に注目したのは、2014年の名古屋・中京テレビ制作の『マザーズ』。
 
 自分が特別養子縁組により、養父母に育てられたと知った浪人生健太(中村)が出自を確かめるため、養子縁組をしたNPOを訪ねる。そこには、さまざまな事情で、自分の子を育てられない女性たちがいて、彼女たちの気持ちに触れた彼は、産みの母に会う決心をする。局が長く続ける特別養子縁組ドキュメンタリーの取材実績とドラマスタッフの新たな取材が脚本に取り入れられているため、エピソードはとてもリアル。ドラマの中で健太と同じように養女である少女が養母(室井滋)に言った「何でお母さんは私を生んでくれなかったの?」「お母さんから生まれたかった…」といったセリフに胸打たれた。

 同じ年、中村は地元福岡発の地域ドラマ『いとの森の家』(NHK)にも登場。死刑囚の慰問を続けた実在の女性おハルさん(樹木希林)を描いたドラマで、中村は東京から転校し、おハルさんと知り合う少女の先生役だった。

関連記事

トピックス

映画『アンダンテ~稲の旋律~』の完成披露試写会に出席した秋本(写真は2009年。Aflo)
秋本奈緒美、15才年下夫と別居も「すごく仲よくやっています」 夫は「もうわざわざ一緒に住むことはないかも」
女性セブン
森高千里、“55才バースデー”に江口洋介と仲良しショット 「妻の肩をマッサージする姿」も 夫婦円満の秘訣は「お互いの趣味にはあれこれ言わない」
森高千里、“55才バースデー”に江口洋介と仲良しショット 「妻の肩をマッサージする姿」も 夫婦円満の秘訣は「お互いの趣味にはあれこれ言わない」
女性セブン
日本初となる薬局で買える大正製薬の内臓脂肪減少薬「アライ」
日本上陸の内臓脂肪減少薬「アライ」 脂肪分解酵素の働きを抑制、摂取した脂肪の約25%が体内に吸収されず、代わりに体内の脂肪を消費
週刊ポスト
専修大サッカー部を辞任していた源平監督(アフロスポーツ)
《「障害者かと思った」と暴言か》専修大サッカー部監督がパワハラ・経理不正疑惑で辞任していた 大学は「警察に相談している」と回答
NEWSポストセブン
日本人パートナーがフランスの有名雑誌『Le Point』で悲痛な告白(写真/アフロ)
【300億円の財産はどうなるのか】アラン・ドロンのお家騒動「子供たちが日本人パートナーを告発」「子供たちは“仲間割れ”」のカオス状態 仏国民は高い関心
女性セブン
【悠仁さまの大学進学】有力候補の筑波大学に“黄信号”、地元警察が警備に不安 ご本人、秋篠宮ご夫妻、県警との間で「三つ巴の戦い」
【悠仁さまの大学進学】有力候補の筑波大学に“黄信号”、地元警察が警備に不安 ご本人、秋篠宮ご夫妻、県警との間で「三つ巴の戦い」
女性セブン
日本製鉄によるUSスチールの買収計画
【日本製鉄のUSスチール買収問題】バイデンもトランプも否定的だが「選挙中の発言に一喜一憂すべきではない」元経産官僚が読み解く
NEWSポストセブン
《視聴者は好意的な評価》『ちびまる子ちゃん』『サンモニ』『笑点』…長寿番組の交代はなぜスムーズに受け入れられたのか?成否の鍵を握る“色”
《視聴者は好意的な評価》『ちびまる子ちゃん』『サンモニ』『笑点』…長寿番組の交代はなぜスムーズに受け入れられたのか?成否の鍵を握る“色”
NEWSポストセブン
バドミントンの大会に出場されていた悠仁さま(写真/宮内庁提供)
《部活動に奮闘》悠仁さま、高校のバドミントン大会にご出場 黒ジャージー、黒スニーカーのスポーティーなお姿
女性セブン
裏金問題を受けて辞職した宮澤博行・衆院議員
【パパ活辞職】宮澤博行議員、夜の繁華街でキャバクラ嬢に破顔 今井絵理子議員が食べた後の骨をむさぼり食う芸も
NEWSポストセブン
今年1月から番組に復帰した神田正輝(事務所SNS より)
「本人が絶対話さない病状」激やせ復帰の神田正輝、『旅サラダ』番組存続の今後とスタッフが驚愕した“神田の変化”
NEWSポストセブン
わいせつな行為をしたとして罪に問われた牛見豊被告
《恐怖の第二診察室》心の病を抱える女性の局部に繰り返し異物を挿入、弄び続けたわいせつ精神科医のトンデモ言い分 【横浜地裁で初公判】
NEWSポストセブン