芸能

加藤和樹の人生を変えた『ラピュタ』 「道標のような存在」

加藤和樹のオススメ映画は『ラピュタ』

 新型コロナウイルスの感染拡大による緊急事態宣言は解除されたものの、引き続き私たちができることは不要不急の外出を控えること。まだまだおうち時間を過ごす必要があるなか、素晴らしい映画を見て、人生を考えてみるのはどうだろうか。そこで、俳優・加藤和樹(35才)に「人生を変えた映画」である『天空の城ラピュタ』について紹介してもらった。

 * * *

──この作品を見て、あなたの人生はどう変わりましたか?

「もともと母がジブリ作品のファンだったこともあり、幼い頃から僕も、いろんな作品を見てきました。なかでもこの作品は、夢を持つことの大切さと、諦めない心を教えてくれた特別な作品です。子供の頃から大好きで、何度も見ています。僕の座右の銘は『やればできる』なのですが、これもこの作品に影響を受けたから。大人になったいまでも、壁にぶち当たったときや、道に迷いそうになったときに見る、自分の道標のような存在になっています」

──特におすすめのシーンやセリフは?

「『おばさんたちの縄は切ったよ』というパズーのセリフ。パズーはラピュタに残り、シータと心中するという意味が込められていると思うんです。パズーの勇ましさがめちゃくちゃカッコいいと、僕は思いました」

【あらすじ】
空に浮かぶ伝説の島・ラピュタを発見したものの、人々に信じてもらえないまま亡くなった父を持つパズーはある日、空から落ちてきた少女・シータと出会う――。スタジオジブリ不朽の名作。

世代を超えて愛されるジブリの名作(天空の城ラピュタ(C)1986 Studio Ghibli)

【プロフィール】
加藤和樹(かとう・かずき)/1984年10月7日生まれの俳優。近年はミュージカルを中心に活躍。主な出演作にミュージカル『1789-バスティーユの恋人たち-』(2018年)、『ファントム』(2019年)など。出演舞台『ローマの休日』が今年10月に上演予定。

※女性セブン2020年6月18日号

『天空の城ラピュタ』(発売元:ウォルト・ディズニー・ジャパン。DVD:4700円)

関連記事

トピックス

あとは「ワールドシリーズMVP」(写真/EPA=時事)
大谷翔平、残された唯一の勲章「WシリーズMVP」に立ちはだかるブルージェイズの主砲ゲレーロJr. シュナイダー監督の「申告敬遠」も“意外な難敵”に
週刊ポスト
35万人以上のフォロワーを誇る人気インフルエンサーだった(本人インスタグラムより)
《クリスマスにマリファナキットを配布》フォロワー35万ビキニ美女インフルエンサー(23)は麻薬密売の「首謀者」だった、逃亡の末に友人宅で逮捕
NEWSポストセブン
クマ被害で亡くなった笹崎勝巳さん(左/バトル・ニュース提供、右/時事通信フォト)
《激しい損傷》「50メートルくらい遺体を引きずって……」岩手県北上市・温泉旅館の従業員がクマ被害で死亡、猟友会が語る“緊迫の現場”
NEWSポストセブン
財務官僚出身の積極財政派として知られる片山さつき氏(時事通信フォト)
《増税派のラスボスを外し…》積極財政を掲げる高市早苗首相が財務省へ放った「三本の矢」 財務大臣として送り込まれた片山さつき氏は“刺客”
週刊ポスト
WSで遠征観戦を“解禁”した真美子さん
《真美子さんが“遠出解禁”で大ブーイングのトロントへ》大谷翔平が球場で大切にする「リラックスできるルーティン」…アウェーでも愛娘を託せる“絶対的味方”の存在
NEWSポストセブン
ベラルーシ出身で20代のフリーモデル 、ベラ・クラフツォワさんが詐欺グループに拉致され殺害される事件が起きた(Instagramより)
「モデル契約と騙され、臓器を切り取られ…」「遺体に巨額の身代金を要求」タイ渡航のベラルーシ20代女性殺害、偽オファーで巨大詐欺グループの“奴隷”に
NEWSポストセブン
ツキノワグマは「人間を恐がる」と言われてきたが……(写真提供/イメージマート)
《全国で被害多発》”臆病だった”ツキノワグマが変わった 出没する地域の住民「こっちを食いたそうにみてたな、獲物って目で見んだ」
NEWSポストセブン
2020年に引退した元プロレスラーの中西学さん
《病気とかじゃないですよ》現役当時から体重45キロ減、中西学さんが明かした激ヤセの理由「今も痺れるときはあります」頚椎損傷の大ケガから14年の後悔
NEWSポストセブン
イギリス出身のボニー・ブルー(本人のインスタグラムより)
《ビザ取り消し騒動も》イギリス出身の金髪美女インフルエンサー(26)が次に狙うオーストラリアでの“最もクレイジーな乱倫パーティー”
NEWSポストセブン
女優の趣里とBE:FIRSTのメンバーRYOKI(右/インスタグラムより)
《趣里が待つ自宅に帰れない…》三山凌輝が「ネトフリ」出演で超大物らと長期ロケ「なぜこんなにいい役を?」の声も温かい眼差しで見守る水谷豊
NEWSポストセブン
松田聖子のモノマネ第一人者・Seiko
《ステージ4の大腸がんで余命3か月宣告》松田聖子のものまねタレント・Seikoが明かした“がん治療の苦しみ”と“生きる希望” 感激した本家からの「言葉」
NEWSポストセブン
「週刊ポスト」本日発売! 維新まで取り込む財務省の巧妙な「高市潰し」ほか
「週刊ポスト」本日発売! 維新まで取り込む財務省の巧妙な「高市潰し」ほか
NEWSポストセブン