カク夫妻の言動について、中国のスポーツ誌『体壇周報』は4日、「元サッカー選手のH氏が政権転覆や国家主権侵害の言論を行った」とし、「ハオ(Hao)」(カク氏の中国語読み)と強く批判したうえで、「今後H氏についての報道を一切行わない」と強調した。
一方、海外を拠点にしている親中国系サイトではカク氏夫妻について辛辣なコメントを寄せている。「すでに中国籍ではなく、他の国の国籍をもつ『漢奸』(売国奴、国賊)である」「単なる引退選手であり、中国には何ら影響力もない」「中国内の資産をすべて処分し、海外に持ち出しており、今回の宣言は計画的だ」「今回の宣言は売名行為であり、海外での台湾系住民を狙った人気取りだ」などだ。
中国外務省スポークスマンもカク夫妻の言動について「そうしたばかばかしい発言に対して、コメントすることに興味はない」とあえて素っ気なく答えている。