スポーツ
2020.06.15 16:00 週刊ポスト
南海ホークス「NHマーク」 球史に残る傑作デザイン誕生秘話

南海の帽子は球史に残る傑作デザイン
野球漫画『あぶさん』の主人公・景浦安武は、作者の水島新司氏がファンだったということもあり南海ホークスにドラフト外で入団し、親会社がダイエー、そしてソフトバンクに変わってもホークス一筋で活躍した。あぶさんもかぶった南海の野球帽の「NHマーク」は、球史に残る傑作デザインと言われている。
約700点に上る野球帽の歴史を解説した『野球帽大図鑑』(著/綱島理友、イラスト/イワヰマサタカ。朝日新聞出版刊)から、NHマークの由来についてひもといた。
南海ホークスの帽子と言えば、何を差し置いても、南海のNに電車の車軸に見立てたHを組み合わせたNHマークだ。日本球界における傑作帽子マークのひとつである。考案したのは南海電鉄のデザイン部門と伝えられている。
日本シリーズで読売巨人軍に勝てず、パ・リーグの覇権も西鉄ライオンズに握られてしまったホークスの鶴岡一人監督が、「ひとつ太い線でも入れてたくましくしては」と提案。肩に太いラインの入ったユニフォームを1959年に採用した。そしてこのときNHマークも登場する。
その期待通りにホークスも強くなり、日本一2回、パ・リーグ優勝6回を達成した。濃グリーンと呼ばれた深緑の帽子は野村克也監督の1~2年目にも使われている。

王貞治氏の南海のユニフォーム姿(時事通信フォト)
※週刊ポスト2020年6月26日号
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