3食食べるのが難しい時は、果物や乳製品などを間食に食べるとよい(イラスト/オモチャ)

◆ひと皿に栄養結集!おすすめ丼&ぶっかけ

“よい栄養バランス”は年齢問わず永遠のテーマだが、あれもこれも食べるとなれば食事量の少ない高齢者にはさらにハードルが上がりそう。

「何品も作らなければと考えなくてOK。いろいろな食材を取り揃えた1品だけでもよいのです。この季節、簡単で口当たりのよいそうめんが人気ですが、つけ麺ではなく上に具材をのせたぶっかけ麺にするといろいろな栄養が摂れます」

 覚えておくと便利な具のチョイスのルールがある。

「【1】肉、魚、卵、大豆製品などのたんぱく質。【2】野菜や海藻類、きのこ類などからはビタミン、ミネラル、食物繊維が摂れます。【3】油。肉や魚にも含まれていますが、ツナやさばのオイル漬けを缶の汁ごと使ったり、オリーブ油やごま油をドレッシングのようにかけたり、マヨネーズ和えにしてもいいですね」

 油というと、中年世代のメタボ対策では悪者扱いだが、実は高齢者には重要な食材。少量でしっかりエネルギーになり、にんじん、ピーマン、トマト、ブロッコリーなどの緑黄色野菜に含まれる脂溶性ビタミンの吸収を高め、食後の血糖値の上昇も抑える。また快便にもひと役買うので、高齢者には積極的にすすめているとヨネヤマさんは言う。

「またご飯にはとろろ、納豆、オクラなどのネバネバ食材を。ネバネバ成分には粘膜を守ったり、たんぱく質の吸収を高めたりする働きがあり、食材を絡めてまとめ、飲み込みやすくします。嚥下が心配になってきた人にはおいしくて食べやすいので人気です」

 作るのに手間がかからないことも重要だ。レトルトや冷凍食品、缶詰などのストックも推奨。“よし食べよう!”と思うきっかけが大切だという。

「たとえばそうめんをゆでるときに野菜やきのこを一緒にゆでれば楽。主役のたんぱく質もサラダチキンや缶詰、温泉卵、納豆などコンビニでも買える手軽な食材をどんどん活用しましょう」

 意識して1日3回、しっかり食べれば、食材などからも自然に水分が摂れて、脱水の危機も遠のくという。

 どうしても3食が難しければビタミンや食物繊維、水分も豊富な果物や乳製品などを間食にするのもおすすめ。

関連キーワード

関連記事

トピックス

鉄板焼きデートが目撃されたKing & Princeの永瀬廉、浜辺美波
《永瀬廉と浜辺美波のアツアツデート現場》「安く見積もっても5万円」「食べログ予約もできる」高級鉄板焼き屋で“丸ごと貸し切りディナー”
NEWSポストセブン
レッドカーペット大谷夫妻 米大リーグ・大谷  米大リーグのオールスター戦で、試合前恒例行事のレッドカーペットショーに参加したドジャース・大谷翔平と妻真美子さん=15日、アトランタ(共同)
《ピーチドレスの真美子さん》「妻に合わせて僕が選んだ」大谷翔平の胸元に光る“蜂の巣ジュエリー”と“夫婦リンクコーデ”から浮かび上がる「家族への深い愛」
NEWSポストセブン
鉄板焼きデートが目撃されたKing & Princeの永瀬廉、浜辺美波
《永瀬廉と全身黒のリンクコーデデート》浜辺美波、プライベートで見せていた“ダル着私服のギャップ”「2万7500円のジャージ風ジャケット、足元はリカバリーサンダル」
NEWSポストセブン
この日は友人とワインバルを訪れていた
《「日本人ファースト」への発言が物議》「私も覚悟持ってしゃべるわよ」TBS報道の顔・山本恵里伽アナ“インスタ大荒れ”“トシちゃん発言”でも揺るがない〈芯の強さ〉
NEWSポストセブン
鉄板焼きデートが目撃されたKing & Princeの永瀬廉、浜辺美波
《タクシーで自宅マンションへ》永瀬廉と浜辺美波“ノーマスク”で見えた信頼感「追いかけたい」「知性を感じたい」…合致する恋愛観
NEWSポストセブン
亡くなった三浦春馬さんと「みたままつり」の提灯
《三浦春馬が今年も靖国に》『永遠の0』から続く縁…“春友”が灯す数多くの提灯と広がる思い「生きた証を風化させない」
NEWSポストセブン
手を繋いでレッドカーペットを歩いた大谷と真美子さん(時事通信)
《産後とは思えない》真美子さん「背中がざっくり開いたドレスの着こなし」は努力の賜物…目撃されていた「白パーカー私服での外出姿」【大谷翔平と手繋ぎでレッドカーペット】
NEWSポストセブン
女優・遠野なぎこ(45)の自宅マンションで身元不明の遺体が見つかってから2週間が経とうとしている(Instagram/ブログより)
《遠野なぎこ宅で遺体発見》“特殊清掃のリアル”を専門家が明かす 自宅はエアコンがついておらず、昼間は40℃近くに…「熱中症で死亡した場合は大変です」
NEWSポストセブン
和久井被告が法廷で“ブチギレ罵声”
【懲役15年】「ぶん殴ってでも返金させる」「そんなに刺した感触もなかった…」キャバクラ店経営女性をメッタ刺しにした和久井学被告、法廷で「後悔の念」見せず【新宿タワマン殺人・判決】
NEWSポストセブン
大谷と真美子さんの「冬のホーム」が観光地化の危機
《白パーカー私服姿とは異なり…》真美子さんが1年ぶりにレッドカーペット登場、注目される“ラグジュアリーなパンツドレス姿”【大谷翔平がオールスターゲーム出場】
NEWSポストセブン
“マエケン”こと前田健太投手(Instagramより)
《ママとパパはあなたを支える…》前田健太投手、別々で暮らす元女子アナ妻は夫の地元で地上120メートルの絶景バックに「ラグジュアリーな誕生日会の夜」
NEWSポストセブン
グリーンの縞柄のワンピースをお召しになった紀子さま(7月3日撮影、時事通信フォト)
《佳子さまと同じブランドでは?》紀子さま、万博で着用された“縞柄ワンピ”に専門家は「ウエストの部分が…」別物だと指摘【軍地彩弓のファッションNEWS】
NEWSポストセブン