現在のアメリカのメディアの多くは、左派勢力に「捕らえられている」状態と言える。本来、ニュース会社は、コムキャストやAT&Tのような巨大企業の子会社になるのではなく、独立した事業体として存在すべきである。ケーブル会社にとっての大きな課題のひとつは、若い世代の取り込みにあるようだ。私の知る限り、今日の「若い大人」たちは、特にケーブルテレビにはお金を払いたがらない。彼らはケーブルテレビにも新聞にもお金を払ったことがない。ニュースはスマートフォンで無料で読むから、多くはコンピューターさえ持っていない。ケーブルテレビ会社は、加入者のいない新世界に備える必要に迫られている。
ケーブルテレビ会社と電話会社は、光ファイバー網の構築と、電話、テレビ、インターネットの融合を成し遂げたことに関して賞賛されるべきである。それ自体は素晴らしいことだったが、その事業モデルを維持するために、これほど多くの嘘がニュース番組を通じて流布されていることに対しては批判されるべきである。
7月13日、ケイリー・マケナニー報道官の記者会見で、CNNのジム・アコスタ氏は尋ねた。「大統領は間違いを犯していませんか? 彼はある時点で、アメリカ人に消毒剤を注射することを提案しました」。 その前日には「ディス・ウィーク」のゼリーナ・マクスウェル氏が言った。「彼は演台に立ち、人々に消毒薬を注射するように言いました」。しかし、これらもまた正確な文脈ではないし、一部を切り取った意地悪なニュースの作り方である。
アメリカのジャーナリズムの質は、はるか昔に危機に陥った。報道の自由は、憲法修正第一条によって保障されていることを忘れてはならない。だからといって、報道機関は何でも好きなことを言えるというわけではない。嘘にお金を払わないために、私たちはメディアについて考え直す必要がある。
(この記事は「American Thinker」の許諾のもと同サイトの記事を翻訳・要約したものです)
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