「安住さんはこれ以上感染者が増えたら内閣総辞職すべきと言ったが、そのときに国民をどう守るかの提案はない。野党にも考えがあって然るべきなのに、政権交代を叫ぶだけでは国民の信頼は取り戻せない」(藤本氏)
また、野党会派では、東日本大震災の危機対応に失敗した菅直人・元首相や国民を裏切って公約違反の消費税増税を決めた野田佳彦・元首相、岡田克也氏、前原誠司氏ら政権交代を台無しにした“戦犯”たちがまだ影響力を残している。元民主党代議士の政治評論家・木下厚氏が語る。
「細野豪志氏、長島昭久氏などは優秀で党内でも将来を嘱望されていたのに、自分の意見と相容れなかったり、周囲の環境が悪くなると議論せずに離党し、批判していた自民党に入る。そういう有権者への背信行為を働く政治家は国会に必要ない」
それなら議席を空けて新たな人材を政界に送り出したほうがよほど国民は期待を託せる。リスト以外にも、与野党に仕事をしない議員は大勢いる。与党にも疑問符のつく議員は多いが、野党にもそうした存在はいる。表を参考にしてほしい。
※週刊ポスト2020年8月14・21日号