芸能

多部未華子ドラマで話題 家事代行サービス利用は恥なのか

多部未華子演じる主人公は“家政夫”を雇っている(時事通信フォト)

 多部未華子主演のTBS系火曜ドラマ『私の家政夫ナギサさん』(夜10時〜)の快進撃が続いている。視聴率もうなぎ上りで、8月11日放送の第6話では過去最高の平均16%を記録した。ドラマオタクを自認するエッセイストの小林久乃氏が、本作を通じて令和の時代の家事のあり方について考察する。

 * * *
 ドラマ『私の家政夫ナギサさん』(以下『わたナギ』)が人気である。私の周囲でもおじさまから大学生まで年代問わず見ている人が多く、それぞれに萌えポイントが違うことが面白い。

 例えば、40代の男性は「ただ(主演の)多部ちゃんが可愛い!」と言い切る。30代の女性に至っては「大森南朋がおじカワで〜」と、そんな風に家政夫役を愛でている。他にもSNSでよく見るのは、20代の女性からの「出演者のコーディネートが可愛い。参考にしたい」という声。そんな1作品から様々なありとあらゆる可愛い旋風が吹き荒れているという、珍しい現象が起きている。どうやら可愛いは作ろうと思えば、本当に作ることができるらしい。

 そんな最中で気になったのは主人公の相原メイ(多部未華子)が、家事代行サービスを利用していることをひた隠しにしていることだ。

家事代行サービス利用を「隠す」心理

 まずは『わたナギ』のあらすじを。

 製薬会社のMRとして勤務する相原メイ。仕事ぶりは優秀で、若くして部署内のリーダーにも選ばれた。両親のことを思い、結婚に焦る気持ちもあるが、実は全く家事が苦手。その様子を見かねた妹の福田唯(趣里)から紹介された鴫野ナギサ(大森南朋)に、家事代行サービスを依頼することに。ただその事実は周囲には秘密。そしてナギサの存在によって、少しずつ日々の緊張が解れていくようになる──。

 メイが家事代行利用者であることを隠している理由に、母親・美登里(草刈民代)からの「専業主婦の自分とは違う、仕事も家事もできる女性になって」という教えがある。子どもの頃からの刷り込みはやはり影響が大きい。だから家事ができないということも、どこかで罪悪感があって話せないのだろう。

関連キーワード

関連記事

トピックス

Mrs. GREEN APPLEのギター・若井滉斗とNiziUのNINAが熱愛関係であることが報じられた(Xより/時事通信フォト)
《ミセス事務所がグラドルとの二股を否定》NiziU・NINAがミセス・若井の高級マンションへ“足取り軽く”消えた夜の一部始終、各社取材班が集結した裏に「関係者らのNINAへの心配」
NEWSポストセブン
山本由伸(右)の隣を歩く"新恋人”のNiki(TikTokより)
《チラ映り》ドジャース・山本由伸は“大親友”の元カレ…Niki「実直な男性に惹かれるように」直近で起きていた恋愛観の変化【交際継続か】
NEWSポストセブン
保護者責任遺棄の疑いで北島遥生容疑者(23)と内縁の妻・エリカ容疑者(22)ら夫妻が逮捕された(Instagramより)
《市営住宅で0歳児らを7時間置き去り》「『お前のせいだろ!』と男の人の怒号が…」“首タトゥー男”北島遥生容疑者と妻・エリカ容疑者が住んでいた“恐怖の部屋”、住民が通報
NEWSポストセブン
モデル・Nikiと山本由伸投手(Instagram/共同通信社)
《交際説のモデル・Nikiと歩く“地元の金髪センパイ”の正体》山本由伸「31億円豪邸」購入のサポートも…“470億円契約の男”を管理する「幼馴染マネージャー」とは
NEWSポストセブン
学業との両立も重んじている秋篠宮家の長男・悠仁さま(学生提供)
「おすすめは美しい羽のリュウキュウハグロトンボです」悠仁さま、筑波大学学園祭で目撃された「ポストカード手売り姿」
NEWSポストセブン
モデル・Nikiと山本由伸投手(Instagram/共同通信社)
「港区女子がいつの間にか…」Nikiが親密だった“別のタレント” ドジャース・山本由伸の隣に立つ「テラハ美女」の華麗なる元カレ遍歴
NEWSポストセブン
米大リーグ、ワールドシリーズ2連覇を達成したドジャースの優勝パレードに参加した大谷翔平と真美子さん(共同通信社)
《真美子さんが“旧型スマホ2台持ち”で参加》大谷翔平が見せた妻との“パレード密着スマイル”、「家族とのささやかな幸せ」を支える“確固たる庶民感覚”
NEWSポストセブン
高校時代の安福容疑者と、かつて警察が公開した似顔絵
《事件後の安福久美子容疑者の素顔…隣人が証言》「ちょっと不思議な家族だった」「『娘さん綺麗ですね』と羨ましそうに…」犯行を隠し続けた“普通の生活”にあった不可解な点
デート動画が話題になったドジャース・山本由伸とモデルの丹波仁希(TikTokより)
《熱愛説のモデル・Nikiは「日本に全然帰ってこない…」》山本由伸が購入していた“31億円の広すぎる豪邸”、「私はニッキー!」インスタでは「海外での水着姿」を度々披露
NEWSポストセブン
優勝パレードには真美子さんも参加(時事通信フォト/共同通信社)
《頬を寄せ合い密着ツーショット》大谷翔平と真美子さんの“公開イチャイチャ”に「癒やされるわ~」ときめくファン、スキンシップで「意味がわからない」と驚かせた過去も
NEWSポストセブン
生きた状態の男性にガソリンをかけて火をつけ殺害したアンソニー・ボイド(写真/支援者提供)
《生きている男性に火をつけ殺害》“人道的な”窒素吸入マスクで死刑執行も「激しく喘ぐような呼吸が15分続き…」、アメリカでは「現代のリンチ」と批判の声【米アラバマ州】
NEWSポストセブン
安福久美子容疑者(69)の学生時代
《被害者夫と容疑者の同級生を取材》「色恋なんてする雰囲気じゃ…」“名古屋・26年前の主婦殺人事件”の既婚者子持ち・安福久美子容疑者の不可解な動機とは
NEWSポストセブン