催促や反論など、言いにくいことを伝えなければならないときは、自分を“クッション”にするのが“余裕”の表れ。
「貸したお金を返してほしいなら、“うっかり忘れてしまっていたのだけれど、以前お金をお貸ししたのは○○さんだったかしら?”などと、“忘れていたのは自分も同じ”ということをにおわせることで、相手へのプレッシャーを減らすことができ、言いづらさも和らぎます。
反論はほかの人がいない場所で伝える配慮ができるといいでしょう。さらに、“○○さんが怒っていたわよ”ではなく、“○○さんは××の方が喜ぶんじゃないかしら”など、悪者を作らない言い方を心がけて」
誘いを断るときは、言いづらいからといって言葉を濁すべきではない。
「お断りは“誘っていただいたことへのお礼+行けない理由+おわび”のセットが基本。相手を立てつつも、ハッキリと意思を伝えてください」
諏内さんによれば、育ちのよさとは、「正しいと思ったことを揺るぎなく行える力と美学」のこと。自然に相手を敬えるようになるために、まずは自分を大切にし、自信を育むところからはじめたい。
※女性セブン2020年9月3日号