現代日本文化に詳しい社会心理学者の渡部幹氏は、コロナの感染拡大で、こうしたパパ活アプリへの“移行”はますます進むと分析する。
「キャバクラを筆頭に、店内で客と濃厚接触しやすい業種は、コロナ禍でしぼんでいくことは避けられません。しかし、人の欲望は変わらない。男性はリスクを避けるため、店舗ではなく『オンライン』に出会いを求め、女性も少数の太客を抱える方向に動く。遊び慣れた金持ち男性と、そんな男性を狙うギャラ飲み女子たちが、ネットのマッチングサービスに行きつくのは必然。この流れは今後も加速するでしょう」
隆盛を極めるパパ活アプリが、時代の映し鏡になっている。
※週刊ポスト2020年9月4日号