熱唱する周庭さん
「歌詞の映ったモニターをじっと見つめながら、丁寧に歌っていました。香港の民主化を支えてくれる人たちのことを想って歌っているのかなと思いました」(本誌記者)
最後のフレーズを語りかけるように歌うと、「終わりです」と照れながらマイクを置いた。
「同席者からは自然と拍手が沸き上がりました。本当に上手かった」(同前)
最近は昭和歌謡に興味があり、中森明菜を歌うこともあるという。
周氏が逮捕された国家安全法違反は、今後起訴されると即収監され、有罪ならば最高で無期刑の可能性もある。日本では『糸』をモチーフにした映画が公開中だが、周氏が落ち着いて観られる日は来るか。
※週刊ポスト2020年9月11日号