「ねこにひき」(伊勢角谷麦酒)

藤原:クラフトビールはもはや従来のビール観には収まらない領域にあると考えています。「麦からできた醸造酒」くらいの大きなくくりで、後はもう何をしてもいいと私は思っています。基本的にホップは必要とは思いますが。

古賀:苦味と香りを司るホップは熱を加えると苦味が強くなり、工程の最終段階で加えるとビールの香りがより強くなります。2回に分けてホップを入れる商品もありますね。

大宮:ところで、今回登場したペールエールはどんな意味?

加治:直訳すると「淡いエールのビール」。ビールの作り方はラガーとエールに大別され、エールは割と高い温度で発酵させるので、ピルスナーなどのラガーよりも香りが豊かになります。ざっくり言うと、ペールエールは豊かな香りがさらに複雑になるイメージですね。

古賀:クラフトビールは多くの種類がありますが、初心者の方にはどれがおすすめですか?

藤原:今回の中では「COEDO 瑠璃」がいいですね。従来のビール観から外れておらず、レベルも高い。クラフトビールを知る入り口に適していると感じます。私の協会調べでは、日本のクラフトビール醸造所の数は436(6月現在)に上ります。読者の方々には好みの銘柄をぜひ見つけていただきたいですね。

加治:私からのアドバイスとして、ビールは買ってきてすぐ飲むより、1日静かに置いたほうが味が安定して美味しくなります。明日飲むビールは今日考えましょう!(笑い)。

関連記事

トピックス

憔悴した様子の永野芽郁
《憔悴の近影》永野芽郁、頬がこけ、目元を腫らして…移動時には“厳戒態勢”「事務所車までダッシュ」【田中圭との不倫報道】
NEWSポストセブン
現行犯逮捕された戸田容疑者と、血痕が残っていた犯行直後の現場(左・時事通信社)
【東大前駅・無差別殺人未遂】「この辺りはみんなエリート。ご近所の親は大学教授、子供は旧帝大…」“教育虐待”訴える戸田佳孝容疑者(43)が育った“インテリ住宅街”
NEWSポストセブン
近況について語った渡邊渚さん(撮影/西條彰仁)
【エッセイ連載再開】元フジテレビアナ・渡邊渚さんが綴る近況「目に見えない恐怖と戦う日々」「夢と現実の区別がつかなくなる」
NEWSポストセブン
大阪・関西万博を訪問された愛子さま(2025年5月8日、撮影/JMPA)
《初の万博ご視察》愛子さま、親しみやすさとフォーマルをミックスしたホワイトコーデ
NEWSポストセブン
『続・続・最後から二番目の恋』が放送中
ドラマ『続・続・最後から二番目の恋』も大好評 いつまでのその言動に注目が集まる小泉今日子のカッコよさ
女性セブン
事務所独立と妊娠を発表した中川翔子。
【独占・中川翔子】妊娠・独立発表後初インタビュー 今の本音を直撃! そして“整形疑惑”も出た「最近やめた2つのこと」
NEWSポストセブン
名物企画ENT座談会を開催(左から中畑清氏、江本孟紀氏、達川光男氏/撮影=山崎力夫)
【江本孟紀氏×中畑清氏×達川光男氏】解説者3人が阿部巨人の課題を指摘「マー君は二軍で当然」「二軍の年俸が10億円」「マルティネスは明らかに練習不足」
週刊ポスト
田中圭
《田中圭が永野芽郁を招き入れた“別宅”》奥さんや子どもに迷惑かけられない…深酒後は元タレント妻に配慮して自宅回避の“家庭事情”
NEWSポストセブン
ニセコアンヌプリは世界的なスキー場のある山としても知られている(時事通信フォト)
《じわじわ広がる中国バブル崩壊》建設費用踏み倒し、訪日観光客大量キャンセルに「泣くしかない」人たち「日本の話なんかどうでもいいと言われて唖然とした」
NEWSポストセブン
ラッパーとして活動する時期も(YouTubeより。現在は削除済み)
《川崎ストーカー死体遺棄事件》警察の対応に高まる批判 Googleマップに「臨港クズ警察署」、署の前で抗議の声があがり、機動隊が待機する事態に
NEWSポストセブン
北海道札幌市にある建設会社「花井組」SNSでは社長が従業員に暴力を振るう動画が拡散されている(HPより、現在は削除済み)
《暴力動画拡散の花井組》 上半身裸で入れ墨を見せつけ、アウトロー漫画のLINEスタンプ…元従業員が明かした「ヤクザに強烈な憧れがある」 加害社長の素顔
NEWSポストセブン
趣里と父親である水谷豊
《趣里が結婚発表へ》父の水谷豊は“一切干渉しない”スタンス、愛情溢れる娘と設立した「新会社」の存在
NEWSポストセブン