ライフ

新型コロナ、家庭内感染を防ぐ「換気」に関するポイント4

換気のほか家族内感染を防ぐポイントは?

 東京では8月下旬、新型コロナウイルスの新規感染者の4割が「家族内感染」を占めた。判明している中では最多の感染経路だ。長らく感染者ゼロだった岩手でも家族内クラスターが発生した。

 坂根Mクリニック院長の坂根みち子さんは「家族みんなで感染対策に取り組むことが大事」と言う。

「いつもいつも奥さんだけに掃除や消毒を任せていると負担が大きいので、リスクが高いポイントを押さえて、家族で協力しながら、感染管理にメリハリをつけることが大切です」

 家族内感染を防ぐためには空気の入れ換えが欠かせない。家族の命を守るために、一家全員、正しい感染予防の知識を持つことが大切だ。いますぐ簡単にできる、換気に関するポイントを4つ紹介しよう。

【クーラーをつけたままで1時間に2回換気】

家全体を換気する場合

 排気量の多い台所の換気扇を有効活用すると効率よく換気できる。家全体の空気を換気するためには離れた窓を2か所開けるのが効率的。エアコンを使っていても、少なくとも1時間に5分ほどの換気を2回心がける。エアコンをつけたままの換気の際は、熱中症に注意するため、設定温度を少し低めにする。

【トイレや浴室の換気扇を有効活用】

窓がない部屋の場合

 窓がない部屋のドアを開け、扇風機をドア側に向けて部屋の外に空気が流れるようにする。浴室やトイレに設置されている換気扇を運転させ、流れた空気を換気扇に集める。その際、近くにある部屋の窓も開けると、より空気が入れ換わりやすくなる。

【対角線上の窓を開け、空気の流れ道を作る】

窓が2つある部屋の場合

 1か所の換気では限られた空気しか入れ換わらないので、2か所の窓を開ける。対角線上の窓を開けると、部屋の隅にある空気がかき回され、効率よく換気できる。小さい隙間から勢いよく入り、大きい隙間から出ていきやすい風や空気の性質をうまく利用したい。近くにある窓同士を開けると、局所的な空気しか流れない。

【扇風機で外に空気を流す】

窓が1つしかない部屋の場合

 窓が1つしかない部屋の場合は部屋のドアを開け、扇風機を窓の外に向ける。そうすると風の流れが作られ、効率的に換気ができる。扇風機を部屋の方に向けると外の空気は入ってくるが、中の空気が部屋にとどまることがあるので注意。

イラスト/黒木督之

※女性セブン2020年9月24日・10月1日号

関連記事

トピックス

林家ペーさんと林家パー子さんの自宅で火災が起きていることがわかった
《部屋はエアコンなしで扇風機が5台》「仏壇のろうそくに火をつけようとして燃え広がった」林家ぺー&パー子夫妻が火災が起きた自宅で“質素な暮らし”
NEWSポストセブン
1年ほど前に、会社役員を務める元夫と離婚していたことを明かした
《ロックシンガー・相川七瀬 年上夫との離婚明かす》個人事務所役員の年上夫との別居生活1年「家族でいるために」昨夏に自ら離婚届を提出
NEWSポストセブン
林家ペーさんと林家パー子さんの自宅で火災が起きていることがわかった
「パー子さんがいきなりドアをドンドンと…」“命からがら逃げてきた”林家ペー&パー子夫妻の隣人が明かす“緊迫の火災現場”「パー子さんはペーさんと救急車で運ばれた」
NEWSポストセブン
豊昇龍
5連勝した豊昇龍の横綱土俵入りに異変 三つ揃いの化粧まわしで太刀持ち・平戸海だけ揃っていなかった 「ゲン担ぎの世界だけにその日の結果が心配だった」と関係者
NEWSポストセブン
“高市潰し”を狙っているように思える動きも(時事通信フォト)
《前代未聞の自民党総裁選》公明党や野党も“露骨な介入”「高市早苗総裁では連立は組めない」と“拒否権”をちらつかせる異例の事態に
週刊ポスト
韓国アイドルグループ・aespaのメンバー、WINTERのボディーガードが話題に(時事通信フォト)
《NYファッションショーが騒然》aespa・ウィンターの後ろにピッタリ…ボディーガードと誤解された“ハリウッド俳優風のオトコ”の「正体」
NEWSポストセブン
立場を利用し犯行を行なっていた(本人Xより)
【未成年アイドルにわいせつ行為】〈メンバーがみんなから愛されてて嬉しい〉芸能プロデューサー・鳥丸寛士容疑者の蛮行「“写真撮影”と偽ってホテルに呼び出し」
NEWSポストセブン
佳子さまを撮影した動画がXで話題になっている(時事通信フォト)
《佳子さまどアップ動画が話題》「『まぶしい』とか『神々しい』という印象」撮影者が振り返る “お声がけの衝撃”「手を伸ばせば届く距離」
NEWSポストセブン
交際が報じられた赤西仁と広瀬アリス
《赤西仁と広瀬アリスの海外デートを目撃》黒木メイサと5年間暮らした「ハワイ」で過ごす2人の“本気度”
NEWSポストセブン
個別指導塾「スクールIE」の元教室長・石田親一容疑者(公式サイトより※現在は削除済み)
《15歳女子生徒にわいせつ》「普段から仲いいからやっちゃった」「エスカレートした」“やる気スイッチ”塾講師・石田親一容疑者が母親にしていた“トンデモ言い訳”
NEWSポストセブン
秋場所
「こんなことは初めてです…」秋場所の西花道に「溜席の着物美人」が登場! 薄手の着物になった理由は厳しい暑さと本人が明かす「汗が止まりませんでした」
NEWSポストセブン
「週刊ポスト」本日発売! 「高市総理を阻止せよ」イカサマ総裁選の裏ほか
「週刊ポスト」本日発売! 「高市総理を阻止せよ」イカサマ総裁選の裏ほか
NEWSポストセブン