日本の女性は世界一睡眠不足
「2018年のOECD(経済協力開発機構)の調査によれば、日本人の睡眠時間は、世界一短く、自分が理想的だと考える睡眠時間と実際の睡眠時間との差も大きい。特に、女性は睡眠不足の度合いが顕著で、日本の女性は、世界一睡眠不足といっても過言ではありません」(前出・西野さん)
とはいえ、仕事、家事、育児に忙しい毎日の中で睡眠時間を大幅に増やすのは難しいのが現実。そのため、「眠りの質を上げることが重要」だと西野さんは語る。
「最近の研究では、寝具が睡眠の質に大きくかかわっていることがわかってきました。人は眠るときに手足の温度が高くなり、そこから熱を放散して深部体温(体の内部の温度)を下げます。通常、深部体温は皮膚温より2℃ほど高いのですが、この差が小さくなると眠りやすい状態になるのです。そのため、体温が下がりやすいように室温を快適に保つことはもちろん、パジャマや寝具も通気性がよく、体温調節を助けるものを使うのが理想的です」
その点でも、エアウィーヴは快適な眠りを助けてくれるといえそうだ。
「エアウィーヴは通気性がよいため、熱がこもりにくく、眠りに入った直後から深部体温がスムーズに下がり、深い眠りを得ることができるのです」(前出・高岡さん)
来年開催予定の東京オリンピック・パラリンピックの選手村にも導入される予定だというエアウィーヴのマットレス。
「来年の五輪が開催されれば、“史上最も衛生面に配慮した国際イベント”になると考えられています。大会が行われる各スポーツ施設だけでなく、選手たちが宿泊する選手村の寝具も、清潔さがクローズアップされるのは当然です。
世界的に見てもマットレスの中材まで洗えるものは珍しい。衛生面でのバックアップは選手たちにとっても心強いはずです。これも日本流の“おもてなし”として世界に認知されることでしょう」(スポーツジャーナリスト)
ベッドを常に清潔に保ち、質の高い眠りで免疫力をアップさせて、新型コロナから自分と家族の身を守りたい。
以下、女性ひとりでもベッドを丸洗いが簡単にできる4つの手順も紹介したい。
【1】
ベッドカバーを外し3分割された中材を取り出す。カバーや中材の上に敷くパッドは洗濯機で洗える
【2】
中材はベランダやお風呂場などで40℃以下のお湯と中性洗剤を使って洗う
【3】
陰干しで乾かし、天日干しは避ける
【4】
完全に乾いたら再びシーツの中に入れる
イラスト/ひらのんさ
※女性セブン2020年10月8日号