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2020.10.07 16:00  週刊ポスト

五輪やW杯の成績を左右する「アスリートの禁欲問題」

リオ五輪の選手村では過去最多のコンドームが配布された(Picture alliance/AFLO)

リオ五輪の選手村では過去最多のコンドームが配布された(写真/Picture alliance/AFLO)

 実際にセックスが試合結果に影響を与えることはあるのか。前出の岡宮氏はこう語る。

「性行為は体力を使いますから、試合前にやりすぎると肉体的に疲れを残すので当然良くないでしょう。ただし、試合が近づき戦闘モードになっていく過程で、テストステロン値は上がり性欲も高まるからそれを抑えるとストレスが溜まってよくないという考え方もある。一方で精神的な重圧もあるのでそれどころじゃないとなる選手もいます。男女問わずにその選手次第です」

 岡宮氏によると、ある陸上短距離の有力な男性選手から「大きな試合前になると女性なら誰でもいいから性行為が無性にしたくなってしまう。僕は異常ですか」と相談されたことがあるという。こうした試合前に性欲を処理したくなる現象は、口にしにくいだけで他にもあるはずだという。前出の小松氏が語る。

「試合の前後に性欲をどうしたらいいのかに正解はなく、帯同する医師が指導するようなこともありません。たとえ指導者が指示を出していても医学的根拠はありません。一流選手ほど、自身の性欲マネジメント能力も高くなければならないということでしょう」

「五輪延期ショック」からのレース運びを誤った瀬戸には耳の痛い話だろう。

※週刊ポスト2020年10月16・23日号

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