家族の「コロナ後うつ」チェックリスト
相手を否定しないことも重要だ。
精神科医の香山リカ氏は、もし家族にうつ症状が出たら、「それが当たり前」というスタンスで臨むべきだと話す。
「異常だという認識で接すると症状は必ず悪化します。コロナ以降、私たちの生きる世界はガラリと変わりました。不調をきたすのが普通の反応です。『がんばろう』も禁句。
情報から身を離すのも効果的です。WHO(世界保健機関)もコロナ関連のニュースに触れるのは1日2回程度にした方がいいとしています。感染者の増減や、どこでクラスターが発生したといった情報に一喜一憂すべきではない。テレビを消すのもひとつの手です」
素早く見つけ、正しく対処する。それが家族を守ることにつながる。
【相談窓口】
「日本いのちの電話」
ナビダイヤル0570-783-556(午前10時~午後10時)
フリーダイヤル0120-783-556(毎日午後4時~午後9時、毎月10日午前8時~翌日午前8時)
※週刊ポスト2020年10月16・23日号