石原さとみは友人夫婦の紹介で知り合ったという(時事通信フォト)
入会金は男女とも1万円。〈累計8500組以上のマッチング実績と14年の信頼の実績で、創価学会員同士の理解あるパートナーとの出会いをサポートしています〉とある。なお月会費は男性9960円、女性7960円と、一般的な婚活パーティー同様、“男高女低”となっている。創価学会のある中堅幹部はこう語る。
「僕の周囲でそういうものを使っている人は聞いたことがないですね。よく聞くのは、婦人部のおばちゃんからの紹介です」
選挙で公明党の応援にフル稼働する学会婦人部は有名だが、彼女たちは日頃から地域に網の目のようなネットワークを築いており、学会員の生活相談に乗ったりすることもある。
「それで地域に独身の学会員がいれば『この人どう?』なんて感じで紹介してくれるわけです。婦人部にはそんな“世話焼きオバチャン”が多い。そうした地道な人脈づくりは、選挙時の集票力にもつながっています」(同前)
幹部の親が猛反対
結婚相手が学会員でなかったとしても、婚姻を機に同じ信仰を持つこともある。創価学会の3世会員である男性はこう語る。
「創価学会員の家庭に生まれた、生まれながらの学会員を『福子』と呼び、大きな幸せをつかむことのできる存在であると、学会内では考えられています。僕は生後3か月で親によって創価学会に入会させられた典型的な福子。小さいころは熱心な活動家だった祖母から、『あなたは池田(大作)名誉会長のためにも立派な大人にならないといけない』と毎日のように言われていました。
僕はそれが窮屈に感じたので、非学会員の女性と結婚して、子供も入会させていません。ですが、熱心な学会員の家庭の多くはそんな様子なので、家族になると遅かれ早かれ配偶者や子供が学会員になることを勧められるでしょう」