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2020.10.17 07:00  週刊ポスト

芸歴58年、傘寿を迎える俳優・石坂浩二が語る役作りへの執念

芸能界きってのプラモデル愛好家でもある

芸能界きってのプラモデル愛好家でもある

 石坂は洋館を巡りながらも建築に着目したり、調度品を“鑑定”したり。とりわけ軍艦の模型を見つけた時は芸能界きってのプラモデル愛好家らしく、細部までじっくり観察していた。

「自宅には模型製作部屋があって、秘密基地のようなその場所を模型仲間は『部室』と呼んで集まってきます(笑い)。プラモデル歴は60年以上ですが、実に奥が深い。長年の経験からようやく作り方や段取りが進歩したというか、自分なりの形が見えつつあります」

 来年に傘寿を控え、歳を重ねる愉しみをそう明かす。

「種市の年寄りの夢じゃないですが、役者としての夢を語るならば舞台に携わりたい。演出側から舞台を作り、自分を表現したいです」

 学生時代から舞台に触れてきた人間として歳を重ねた今だからこそ再び舞台に心惹かれるのだと、少年のような眼差しで語った。

【プロフィール】
石坂浩二(いしざか・こうじ)/1941年6月20日生まれ、東京都出身。1962年、慶應義塾大学在学中にデビュー。大学卒業後、劇団四季に入団。1976年に角川映画『犬神家の一族』に金田一耕助役で主演、シリーズ化されて大ヒットに。2009年にNHK放送文化賞受賞。近年は『やすらぎの郷』(2017年)『やすらぎの刻~道』(2019~2020年)で出演・ナレーションを務めて話題に。公開中の『みをつくし料理帖』(配給・東映)に「つる家」主人・種市役で出演する。

■取材・文/渡部美也、撮影/野村誠一

※週刊ポスト2020年10月30日号

傘寿目前、歳を重ねる愉しみも多いという

傘寿目前、歳を重ねる愉しみも多いという

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