明治人気高まり「早慶明」時代に?

 最近ではSMARTというのもある。Sは英語名がソフィア・ユニバーシティの上智大、Mは明治大、Aは青山学院大、Rは立教大、Tは東京理科大で、この5大学のグループだ。それにGCH(学習院大、中央大、法政大)をつけて、SMART─GCH(スマート・ジーチャンネル)と呼ぶこともある。

慶応大学・三田キャンパス(時事通信フォト)

慶応大学・三田キャンパス(時事通信フォト)

 こういった新しいグループ分けは今後も作られていくだろう。例えばMARCHの中でも明治大の難易度や女子人気が高まっているため、すでに早慶と同じグループで括られるケースも出てきたし、偏差値の高いICU(国際基督教大学)が新たにどこかのグループに加わる可能性だってある。関西では産近甲龍から近畿大が別のグループに入るかもしれない。

 ただ、どんなに新しいグループができても、どこまで進路指導の現場や大学合格実績の伸びの指標に使われるかが重要だ。単なるイメージ先行でなはなく、5年後も違和感なく使われているようなら、生き残るグループ分けといえるのではないだろうか。

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