芸能

キレ芸でブレイクの青木さやか 女優業に進出した背景

青木さやかがキレ芸でブレイクした頃から現在までを振り返る

青木さやかがキレ芸でブレイクした頃から現在までを振り返る

 高圧的な態度と毒舌ネタで一世を風靡した、女性芸人・青木さやか。ネタの第一線から離れ、活動の幅を女優業に広げるに至った背景について聞いた。

 * * *
 30歳ぐらいからテレビに出始めたのですが、もともと芸人だとは思っていなかった。タレントと言われるのも違和感があったので「女」にして欲しい、と提案したことがあります。まあ、そういうわけにはいかないと言われましたけど。

 そもそも私の「キレ芸」は半分は本当に怒っていたんです。自分をさらけ出していました。一方で、キレたらウケるんだと客観的に思っていて、その怒りをデフォルメしていました。

 当時の私は、お金もない、彼氏もいない、仕事もない、アナウンサーになりたかったのになれない。怒るポイントがいっぱいあったんです。例えば私よりも若くてかわいい女子アナに噛み付いたとしますよね。まあ、笑いになりますよね。でもテレビで売れて、女子アナのような仕事もさせてもらえるようになった。となると、噛み付くモチベーションがなくなりました。

 テレビに出て1~2年ぐらい経ったときには、すでにキレ芸に限界を感じ始めていました。MCの方も「お前がキレないと終わらないから」みたいな感じだったと思います。昔は1億くらいあった怒りが、もう1になっていましたから。かなり長いこと無理をしていました。

 私は勝手に「負け犬キャラ」を背負っていた気がします。でも、実際はお金もあるし、キレイな服を着て、キレイなメイクをして。でも負け犬を演じなければならない。彼氏を作っちゃいけないのかな、結婚もまずいよな、みたいな。義務じゃないけど、それで稼いでいるという負い目もあって、勝手に背負っちゃうんです。もう少し器用になれたらよかったのですが。先輩芸人の光浦靖子さんには「青木、がんばったね」ってよく言ってもらいました。

関連キーワード

関連記事

トピックス

大手芸能事務所の「研音」に移籍した宮野真守
《異例の”VIP待遇”》「マネージャー3名体制」「専用の送迎車」期待を背負い好スタート、新天地の宮野真守は“イケボ売り”から“ビジュアル推し”にシフトか
NEWSポストセブン
4月12日の夜・広島県府中町の水分峡森林公園で殺害された里見誠さん(Xより)
《未成年強盗殺人》殺害された “ポルシェ愛好家の52歳エリート証券マン”と“出頭した18歳女”の接点とは「(事件)当日まで都内にいた」「“重要な約束”があったとしか思えない」
NEWSポストセブン
「最近、嬉しかったのが女性のファンの方が増えたことです」
渡邊渚さんが明かす初写真集『水平線』海外ロケの舞台裏「タイトルはこれからの未来への希望を込めてつけました」
NEWSポストセブン
「父としての自覚」が芽生え始めた小室さん
「よろしかったらお名刺を…!」“1億円新居”ローン返済中の小室圭さん、晩餐会で精力的に振る舞った理由【眞子さんに見せるパパの背中】
NEWSポストセブン
多忙なスケジュールのブラジル公式訪問を終えられた佳子さま(時事通信フォト)
《体育会系の佳子さま》体調優れず予定取り止めも…ブラジル過酷日程を完遂した体力づくり「小中高とフィギュアスケート」「赤坂御用地でジョギング」
NEWSポストセブン
吉田鋼太郎と夫婦役を演じている浅田美代子(『あんぱん』公式HPより)
『あんぱん』くらばあ役を好演の浅田美代子、ドラマ『照子と瑠衣』W主演の風吹ジュン&夏木マリ…“カッコよくてかわいいおばあちゃん”の魅力
女性セブン
麻薬密売容疑でマグダレナ・サドロ被告(30)が逮捕された(「ラブ・アイランド」HPより)
ドバイ拠点・麻薬カルテルの美しすぎるブレイン“バービー”に有罪判決、総額103億円のコカイン密売事件「マトリックス作戦」の攻防《英国史上最大の麻薬事件》
NEWSポストセブン
宗教学者の島田裕巳氏(本人提供)
宗教学者・島田裕巳氏が皇位継承問題に提言「愛子天皇を“中継ぎ”として悠仁さまにつなぐ柔軟な考えも必要だ」国民の関心が高まる効果も
週刊ポスト
広島県を訪問された天皇皇后両陛下(2025年6月、広島県。撮影/JMPA)
皇后雅子さま、広島ご訪問で見せたグレーのセットアップ 31年前の装いと共通する「祈りの品格」 
NEWSポストセブン
無期限の活動休止を発表した国分太一(50)。地元でもショックの声が──
《地元にも波紋》「デビュー前はそこの公園で不良仲間とよくだべってたよ」国分太一の知られざる “ヤンチャなTOKIO前夜” 同級生も落胆「アイツだけは不祥事起こさないと…」 【無期限活動停止を発表】
NEWSポストセブン
出廷した水原被告(右は妻とともに住んでいたニューポートビーチの自宅)
《水原一平がついに収監》最愛の妻・Aさんが姿を消した…「両親を亡くし、家族は一平さんだけ」刑務所行きの夫を待ち受ける「囚人同士の性的嫌がらせ」
NEWSポストセブン
TOKIOの国分太一(右/時事通信フォトより)
《あだ名はジャニーズの風紀委員》無期限活動休止・国分太一の“イジリ系素顔”「しっかりしている分、怒ると“ネチネチ系”で…」 “セクハラに該当”との情報も
NEWSポストセブン