ライフ

旅人・紗綾と行く九州豪華列車旅 桜島や霧島山麓の絶景満喫

北九州出身の紗綾が豪華列車に乗りながら九州の魅力を案内

北九州出身の紗綾が豪華列車に乗りながら九州の魅力を案内

 黒光りする重厚なボディに金色のロゴマークが輝く車両が海岸沿い、山間を駆け抜ける。JR九州が新たに投入した観光列車「36ぷらす3」が10月16日、華やかにデビューした。“走る九州”と銘打ち、地元の食、伝統工芸、文化など九州の魅力を詰め込み、木曜から月曜まで5ルートをつなげて九州全7県をめぐる。7月豪雨による被災で運行保留中だった木曜ルートも11月19日から運行開始予定となり、全ルートの総走行距離は1198キロに及ぶ。1日単位で乗車でき、乗車区間やプランの選択肢が多いのが魅力だ。月曜ルートの博多駅―佐賀駅間のグリーン席プランなら5270円で気軽に乗れる。

 北九州市特命観光大使も務める紗綾さんが、鹿児島中央駅から宮崎駅へ向かう金曜ルート「黒の路」に乗車する。

「えっ、私が乗る1号車の床は通路も個室も全部、畳敷きなんですか! いぐさのいい香りがして心身ともにリラックスできますね」(紗綾さん・以下同)

 靴を脱いで足を踏み入れると、驚きの声を上げた。全6両編成で車両ごとに趣が異なり、1号車(個室)と6号車(グリーン席)は畳敷き仕様となっている。

 発車から10分弱後、雄大な桜島と鹿児島湾(錦江湾)の絶景が進行方向右側の車窓に流れてきた。スマートフォンでの撮影に夢中になる紗綾さんの笑顔が弾ける。

「湾に沿ってしばらく走行するので、桜島をぐるり180度の角度から眺められて感動しました。景色を楽しみながらいただいた、鹿児島県の山海の幸がたっぷり入った食事も最高に美味しかったです!」

「36ぷらす3」をデザインしたのは水戸岡鋭治氏。かつて同氏がデザインし、特急「つばめ」として活躍した車両「787系」を全面的に改造した。その「つばめ」時代に人気を博したビュッフェが17年ぶりに復活したのも「36ぷらす3」の目玉の一つ。床や壁に銅板を多用したモダンな空間で、紗綾さんも足を運び、九州の地酒などを楽しんだ。

電車内の通路の装飾も綺麗

電車内の通路の装飾も豪華絢爛

関連キーワード

関連記事

トピックス

火事が発生したのは今月15日(右:同社HPより)
《いつかこの子がドレスを着るまで生きたい》サウナ閉じ込め、夫婦は覆いかぶさるように…専門家が指摘する月額39万円サウナの“論外な構造”と推奨する自衛手段【赤坂サウナ2人死亡】
NEWSポストセブン
ヴァージニア・ジュフリー氏と、アンドルー王子(時事通信フォト)
《“泡風呂で笑顔”の写真に「不気味」…》10代の女性らが搾取されたエプスタイン事件の「写真公開」、米メディアはどう報じたか 「犯罪の証拠ではない」と冷静な視点も
NEWSポストセブン
来季前半戦のフル参戦を確実にした川崎春花(Getty Images)
《明暗クッキリの女子ゴルフ》川崎春花ファイナルQT突破で“脱・トリプルボギー不倫”、小林夢果は成績残せず“不倫相手の妻”の主戦場へ
週刊ポスト
超有名“ホス狂い詐欺師風俗嬢”だった高橋麻美香容疑者
《超有名“ホス狂い詐欺師風俗嬢”の素顔》「白血病が再発して余命1か月」と60代男性から総額約4000万円を詐取か……高橋麻美香容疑者の悪質な“口説き文句”「客の子どもを中絶したい」
NEWSポストセブン
迷惑行為を行った、自称新入生のアビゲイル・ルッツ(Instagramより)
《注目を浴びて有料サイトに誘導》米ルイジアナ州立大スタジアムで起きた“半裸女”騒動…観客の「暴走」一部始終がSNSで拡散され物議に
NEWSポストセブン
2021年に裁判資料として公開されたアンドルー王子、ヴァージニア・ジュフリー氏の写真(時事通信フォト)
《異なる形の突起物を備えた光沢感あるグローブも…》10代少女らが被害に遭った「エプスタイン事件」公開された新たな写真が示唆する“加害の痕跡”
NEWSポストセブン
「みどりの『わ』交流のつどい」に出席された秋篠宮家の次女、佳子さま(2025年12月15日、撮影/JMPA)
佳子さま、“ヘビロテ”する6万9300円ワンピース 白いジャケットからリボンをのぞかせたフェミニンな装い
NEWSポストセブン
オフシーズンを迎えた大谷翔平(時事通信フォト)
《大谷翔平がチョビ髭で肩を組んで…》撮影されたのはキッズ向け施設もある「ショッピングモール」 因縁の“リゾート別荘”があるハワイ島になぜ滞在
NEWSポストセブン
愛子さまへのオンライン署名が大きな盛り上がりを見せている背景とは(時事通信フォト)
「愛子さまを天皇に!」4万9000人がオンライン署名、急激に支持が高まっている背景 ラオス訪問での振る舞いに人気沸騰、秋篠宮家への“複雑な国民感情”も関係か
週刊ポスト
群馬県前橋市の小川晶前市長(共同通信社)
「再選させるぞ!させるぞ!させるぞ!させるぞ!」前橋市“ラブホ通い詰め”小川前市長が支援者集会に参加して涙の演説、参加者は「市長はバッチバチにやる気満々でしたよ」
NEWSポストセブン
ネットテレビ局「ABEMA」のアナウンサー・瀧山あかね(Instagramより)
〈よく見るとなにか見える…〉〈最高の丸み〉ABEMAアナ・瀧山あかねの”ぴったりニット”に絶賛の声 本人が明かす美ボディ秘訣は「2025年トレンド料理」
NEWSポストセブン
大谷翔平選手と妻・真美子さん
《チョビ髭の大谷翔平がハワイに》真美子さんの誕生日に訪れた「リゾートエリア」…不動産ブローカーのインスタにアップされた「短パン・サンダル姿」
NEWSポストセブン