ライフ

腸活ルーツは江戸時代 みそや白湯の摂取で腸内を整えていた

江戸時代の文化や生活習慣がいまの腸活につながっている(写真/アフロ)

江戸時代の文化や生活習慣がいまの腸活につながっている(写真/アフロ)

 近頃「腸活」なるものが話題になっている。「腸活」とは、腸内環境を整えて健康を保つというもの。腸内の様子を記録するためのアプリも人気だ。テレビ番組では、指原莉乃が腸活アプリを使っていると告白し、広瀬すずも記者会見で腸もみエステに通っていると話したこともある。

 にわかに「腸」に注目が集まっているが、「断腸の思い」「腸が煮えくりかえる」ほか、思えば日本語には「腸」に関する慣用句が多い。それは日本人が「腸」の大切さを無意識にでも感じてきたからだろう。

 日本で腸活が始まったのはいつ頃なのだろうか。そのルーツは「江戸時代」にあるとの説がある。江戸文化に詳しい成城大学講師の小沢詠美子さんが指摘する。

「戦国時代、お城に立てこもって兵糧攻めに耐えているときの食料として発展したみそが、江戸時代に普及しました。江戸時代初頭はしょうゆが希少で、安い調味料として重宝されたのです。元禄時代になると日持ちするぬか漬けが開発されて、江戸時代には発酵食品がよく食べられるようになりました。また江戸っ子は白米を好みましたが、江戸以外の地方の人々は雑穀米をよく食べていた。

 当時の人々は意識してなかったでしょうが、発酵食品や雑穀米を食べることが、結果的に腸を整えることにつながりました」(小沢さん)

関連記事

トピックス

5月8日、報道を受けて、取材に応じる日本維新の会の中条きよし参議院議員(時事通信フォト)
「高利貸し」疑惑に反論の中条きよし議員 「金利60%で1000万円」契約書が物語る“義理人情”とは思えない貸し付けの実態
NEWSポストセブン
殺害された宝島さん夫婦の長女内縁関係にある関根容疑者(時事通信フォト)
【むかつくっすよ】那須2遺体の首謀者・関根誠端容疑者 近隣ともトラブル「殴っておけば…」 長女内縁の夫が被害夫婦に近づいた理由
NEWSポストセブン
曙と真剣交際していたが婚約破棄になった相原勇
《曙さん訃報後ブログ更新が途絶えて》元婚約者・相原勇、沈黙の背景に「わたしの人生を生きる」7年前の“電撃和解”
NEWSポストセブン
なかやまきんに君が参加した“謎の妖怪セミナー”とは…
なかやまきんに君が通う“謎の妖怪セミナー”の仰天内容〈悪いことは妖怪のせい〉〈サントリー製品はすべて妖怪〉出演したサントリーのウェブCMは大丈夫か
週刊ポスト
令和6年度 各種団体の主な要望と回答【要約版】
【自民党・内部報告書入手】業界に補助金バラ撒き、税制優遇のオンパレード 「国民から召し上げたカネを業界に配っている」と荻原博子氏
週刊ポスト
グラビアから女優までこなすマルチタレントとして一世を風靡した安田美沙子(本人インスタグラム)
《過去に独立トラブルの安田美沙子》前事務所ホームページから「訴訟が係属中」メッセージが3年ぶりに削除されていた【双方を直撃】
NEWSポストセブン
エンゼルス時代、チームメートとのコミュニケーションのためポーカーに参加していたことも(写真/AFP=時事)
《水原一平容疑者「違法賭博の入り口」だったのか》大谷翔平も参加していたエンゼルス“ベンチ裏ポーカー”の実態 「大谷はビギナーズラックで勝っていた」
週刊ポスト
阿部詩は過度に着飾らず、“自分らしさ”を表現する服装が上手との見方も(本人のインスタグラムより)
柔道・阿部詩、メディア露出が増えてファッションへの意識が変化 インスタのフォロワー30万人超えで「モデルでも金」に期待
週刊ポスト
中条きよし氏、トラブルの真相は?(時事通信フォト)
【スクープ全文公開】中条きよし参院議員が“闇金顔負け”の年利60%の高利貸し、出資法違反の重大疑惑 直撃には「貸しましたよ。もちろん」
週刊ポスト
店を出て並んで歩く小林(右)と小梅
【支払いは割り勘】小林薫、22才年下妻との仲良しディナー姿 「多く払った方が、家事休みね~」家事と育児は分担
女性セブン
大の里
新三役・大の里を待つ試練 元・嘉風の中村親方独立で懸念される「監視の目がなくなる問題」
NEWSポストセブン
テレビや新聞など、さまざまなメディアが結婚相手・真美子さんに関する特集を行っている
《水原一平ショックを乗り越え》大谷翔平を支える妻・真美子さんのモテすぎ秘話 同級生たちは「寮内の食堂でも熱視線を浴びていた」と証言 人気沸騰にもどかしさも
NEWSポストセブン