• TOP
  • ライフ
  • 腸活ブーム到来で「大便」についてオープンに話せる雰囲気に

ライフ

2020.11.17 11:00  女性セブン

腸活ブーム到来で「大便」についてオープンに話せる雰囲気に

指原

指原も実践しているという「腸活」

 古くから人々は健康になる方法を求め続けてきた。現代の日本に限っても、紅茶キノコやナタデココ、水素水や酵素、ぶら下がり健康法やあらゆるエクササイズの類いまで、さまざまな健康ブームがやって来ては去っていった。

 そして、昨今は腸内環境を整えることで健康体を保とうという「腸活」が注目されている。指原莉乃(27才)や広瀬すず(22才)といった有名人も実践し、腸活にすべてを捧げるとさえ言われるモデルの加治ひとみ(33才)が日本テレビ系『人生が変わる1分間の深イイ話』(2020年3月16日放送)で特集されたこともあった。

 さまざまなブームに踊らされるも、結局また不健康に悩まされる「不調難民」が長い道のりを経て、いまたどり着いたのが「腸活」である。マーケティングコンサルタントの西川りゅうじんさんが指摘する。

「以前の健康ブームと違うのは、食べ物や運動など何かひとつのものに飛びつくのではなく、食事と運動を総合的にとらえ、腸が最も大事なのだと気づいたこと。心身のトータルケアを考えるなかで、健康作りの王道である腸活に注目するようになったのです。

 特に女性は腸の悩みに敏感です。女性の死因1位は大腸がんで、2人に1人が3日間便の出ない便秘に悩んでいます。腸が悪いと肌の状態が悪くなることも経験的に知っているし、新型コロナで腸活の免疫力増強やメンタルを回復する力も見直された。女性にとって腸は身近な問題だからこそ、腸活に注目が集まるのでしょう」

 消化器内科専門医で江田クリニック院長の江田証さんも、近年、日本人女性の腸内環境が悪化したことが背景にあると指摘する。

「もともと日本人は海藻や食物繊維が多い食事でしたが、脂肪の多い西洋食が主流になって腸内環境が悪化しています。なかでも小腸で腸内細菌が過剰に増えることでガスがたまり、お腹が張って便秘になる女性が増えています」

 腸活が注目されるとともに、“うんち”に対する意識も変わりつつある。

 これまでの日本社会では、排泄や大便について公衆の面前で話すことはタブー視されてきた。学校の男子トイレで「大」の個室に入るといじめられるため、男子トイレをすべて個室にした小学校もあるほどだ。

 だが時代は変わりつつある。何しろ冒頭で紹介した通り、いまはトップアイドルがテレビ番組で「うんち日記」を友人に送ることを公言するようになったのだ。

「うんちのことをオープンに話すハードルはちょっとずつ低くなっている印象です」

 そう語るのは、大便の状態を記録することで腸活を実践するアプリ『ウンログ』広報の長瀬みなみさんだ。

「そもそも食べることは出すこととつながっていて、人は生きていれば、みんなうんちをします。腸活は腸内環境を整えることですが、では整ったことがどうしてわかるかと言えば、うんちの色や形を見るからです。腸活という行為の出口であるうんちに注目するのはとても大切です」(長瀬さん)

関連記事

トピックス