40周年での自粛でさまざまな影響
マッチが「認めた」記事を読む限り、不倫にありがちな“愛憎劇”や、“ドロドロ”が感じられないのは私だけではないハズ。『バイキングMORE』(フジテレビ系)でもミッツ・マングローブが、マッチファンの主な年齢層の高さを挙げ、「しかも今回の件以上のことを乗り越えてきている」と言っていた。実は私もそう思っている。マッチ自身、いつもの「業界ノリ」で著名な男友達と盛り上がり、色々な場所に彼女を連れていってしまったのだろうなぁ。
そんな中、もっとも頭を痛めているのは、40周年を記念して、表紙を含め、インタビュー記事を掲載している多くの雑誌である。なぜか公式ホームページ上のマッチの「MEDIA INFO」からは抜け落ちているのだが、活動自粛が発表された当日は、マッチが表紙を飾る『サンデー毎日』と『週刊朝日』の発売日。前週の『週刊文春』の報道を両誌ともスルーして、マッチの顔が書店やキオスク、コンビニなどに並ぶよう手配していたのだが、読者も何だか手に取りにくいだろう。
他にも、今月末から来月にかけてファッション誌、グルメ誌、主婦向け雑誌などの発売が告知されているが、当然、差し替えはできまい。
さて、「局の判断に任せる」というラジオ番組はどうなるのだろうか。2本の内の1本、文化放送は各方面の調整に大わらわだと聞くが、恐らく「休止」になるのではないか。「少年の心を持ちつづけるマッチの魅力が宝箱のように…」「15歳からラジオパーソナリティを務めているというマッチが」と番組紹介にある『近藤真彦くるくるマッチ箱』に繋がる最初の番組は「マッチとデート」だった。吉田照美アナ(当時)の「行くぜ近藤、マッチとデート」という勇ましいコールのように、マッチは勢いとノリで不倫相手とデートをしていたのだろうか。そういう少年っぽさが確かにマッチの魅力ではあるのだけれど……、事務所としてはジャニーズJr.を含めた後輩たちに示しがつかないというワケだ。
マッチに必要なのは「アップデート」なのかもしれない。