国内

敏腕離婚弁護士が語る「養育費を最後まで払わせる方法」とは

(写真/GettyImages)

養育費が継続して支払われているシングルマザーは2割にとどまる(写真はイメージ、GettyImages)

 離婚というと暗いイメージがつきまとうが、自ら行動して晴れて第二の人生を切り開くのはお互いにとって良い選択だ。兵庫県西宮市のフェリーチェ法律事務所の弁護士・後藤千絵さんは、「経済的にも社会的にも弱い立場を強いられているかたがたの味方でありたい」という信念をかかげて、年間300人以上の離婚相談に乗っている人物。年間300人の離婚希望女性にアドバイスする後藤さんはいう。

「相談者の全員が離婚を決意しているわけではなく、迷っているというケースも多い。離婚の方法や必要なお金について具体的に知りたいという人もいれば、将来的な離婚を見越して相談に来る場合もある。例えば、7年後に子供が高校を卒業したら離婚したいけれど、何を準備すればいいのかといった相談もあります」(後藤さん・以下同)

 後藤さんと話をするなかで考えがまとまり、もう一度やり直そうと考え直す人もいるという。

「私たちの事務所は多くの離婚案件を扱ってきたこともあり、相談者にさまざまなケースを例として示すことができます。話を聞いて、自分の家庭はほかの家庭よりまだいい方だと考えて思い留まる人もいます。離婚に踏み切らなかったとしても、計画を立てることそのもので生きる力がわいた、スッキリしたという人もいる。

 せっかく結婚したのだから続けていった方がいい。だけど決意が固まっているならば、新しい生活のために一日でも早く離婚するのは悪いことではないのです」

関連キーワード

関連記事

トピックス

雅子さま(2025年10月28日、撮影/JMPA
【天皇陛下とトランプ大統領の会見の裏で…】一部の記者が大統領専用車『ビースト』と自撮り、アメリカ側激怒であわや外交問題 宮内庁と外務省の連携ミスを指摘する声も 
女性セブン
相次ぐクマ被害のために、映画ロケが中止に…(左/時事通信フォト、右/インスタグラムより)
《BE:FIRST脱退の三山凌輝》出演予定のクマ被害テーマ「ネトフリ」作品、“現状”を鑑みて撮影延期か…復帰作が大ピンチに
NEWSポストセブン
名古屋事件
【名古屋主婦殺害】長らく“未解決”として扱われてきた事件の大きな転機となった「丸刈り刑事」の登場 針を通すような緻密な捜査でたどり着いた「ソフトテニス部の名簿」 
女性セブン
今年の6月に不倫が報じられた錦織圭(AFP時事)
《世界ランキング急落》プロテニス・錦織圭、“下部大会”からの再出発する背景に不倫騒と選手生命の危機
NEWSポストセブン
国仲涼子が『ちゅらさん』出演当時の思い出を振り返る
国仲涼子が語る“田中好子さんの思い出”と“相撲への愛” 『ちゅらさん』母娘の絆から始まった相撲部屋通い「体があたる時の音がたまらない」
週刊ポスト
「運転免許証偽造」を謳う中国系業者たちの実態とは
《料金は1枚1万円で即発送可能》中国人観光客向け「運転免許証偽造」を謳う中国系業者に接触、本物との違いが判別できない精巧な仕上がり レンタカー業者も「見破るのは困難」
週刊ポスト
各地でクマの被害が相次いでいる(左/時事通信フォト)
《空腹でもないのに、ただただ人を襲い続けた》“モンスターベア”は捕獲して山へ帰してもまた戻ってくる…止めどない「熊害」の恐怖「顔面の半分を潰され、片目がボロり」
NEWSポストセブン
カニエの元妻で実業家のキム・カーダシアン(EPA=時事)
《金ピカパンツで空港に到着》カニエ・ウエストの妻が「ファッションを超える」アパレルブランド設立、現地報道は「元妻の“攻めすぎ下着”に勝負を挑む可能性」を示唆
NEWSポストセブン
大谷翔平と真美子さんの胸キュンワンシーンが話題に(共同通信社)
《真美子さんがウインク》大谷翔平が参加した優勝パレード、舞台裏でカメラマンが目撃していた「仲良し夫婦」のキュンキュンやりとり
NEWSポストセブン
兵庫県宝塚市で親族4人がボーガンで殺傷された事件の発生時、現場周辺は騒然とした(共同通信)
「子どもの頃は1人だった…」「嫌いなのは母」クロスボウ家族殺害の野津英滉被告(28)が心理検査で見せた“家族への執着”、被害者の弟に漏らした「悪かった」の言葉
NEWSポストセブン
イギリス出身のインフルエンサーであるボニー・ブルー(本人のインスタグラムより)
“最もクレイジーな乱倫パーティー”を予告した金髪美女インフルエンサー(26)が「卒業旅行中の18歳以上の青少年」を狙いオーストラリアに再上陸か
NEWSポストセブン
大谷翔平選手と妻・真美子さん
「娘さんの足が元気に動いていたの!」大谷翔平・真美子さんファミリーの姿をスタジアムで目撃したファンが「2人ともとても機嫌が良くて…」と明かす
NEWSポストセブン