離婚そのものを目的にするのではなく「離婚後に何をしたいか」を見据えることも大切だ。
岡田さんが調査したA美さん(47才)の夫には6人の恋人がいた。さらに妻に隠れて不倫資金調達のための投資を繰り返し、2棟のマンションを所有していた。
夫を信じていたA美さんはあまりのショックに打ちひしがれ、「絶対に許せない」と離婚を決意した。離婚調停では夫の乱脈な女性関係が次々と明らかになり、彼女は慰謝料と財産分与として夫所有の2棟のマンションを譲り受けた。
「不倫された後遺症が心配でしたが、しばらくして連絡を取ったB美さんは不動産投資の楽しさに目覚めたようで、人生を謳歌していました。彼女のように離婚後の生活に前向きなエネルギーを持てるなら、離婚しても大丈夫です」
離婚したい。そう思い立ったら、まずは3年後の自分に思いを馳せてみよう。
※女性セブン2020年12月10日号