国内

ベテラン調査員が「離婚しても大丈夫」と背中押す女性とは?

夫から譲り受けた不動産で投資に目覚めた元妻も(写真/GettyImages)

離婚後、譲り受けた不動産で投資に目覚めた元妻も(写真/GettyImages)

 夫の不倫が発覚しようものなら、婚姻関係の危機。そのまま離婚となるケースが多いように思えるが、意外とそんなことはないという。これまで26万件以上の調査を手がけたMR社長の岡田真弓さんはこう話す。

「夫の不倫が発覚しても、最終的には7割以上が夫婦関係の再構築を選びます。夫への愛情が残っていたり、子供や生活のためだったりと理由はそれぞれですが、『いま離婚したら夫が不倫相手と再婚して、幸せになってしまう』と考える女性もいます」(岡田さん・以下同)

 そんな岡田さんだが、ある5つのポイント兼ね備えた女性に対して、「離婚しても大丈夫」と背中を押すのだという。そのポイントとは何か。

 まず挙げられるのは【1】「自立していること」と【2】「子供がある程度の年齢であること」だ。

「やはり仕事などで自立していることは大切で、専業主婦が一時の感情だけで離婚しても、その後に生活できなくなるケースが目立ちます。小さな子供がいる場合も、育児や子供の将来を考えたうえでの判断が必要になります」

【3】「何度も浮気を繰り返されている」、【4】「夫の気持ちが完全に愛人に向いている」というケースも、離婚した方がうまくいくことが多い。 

「夫が何回も浮気を繰り返す場合、たとえ妻が離婚を望まなくても客観的に見て、『そこまで蔑ろにされるなら、離婚して自分の人生に前向きになるべき』と伝えることがあります。愛情があるかどうかを見極めるのも大切で、夫の気持ちが完全に離れているならば、再構築を目指しても時間の無駄になりがちです」

 最後のポイントは、【5】「あらためてスタートできる年齢であること」だ。

「いまは元気なシニアも増え、施設に入る年齢も上がりましたが、それでも老後にはお金が必要です。年老いた両親がいる場合も、介護のことを考えたら離婚は慎重に判断すべき。逆に再スタートに支障がない年齢のうちは、離婚が有力な選択肢になります」

 自分や夫ではなく、不倫相手のプロフィールから判断すべき場合もある。

「夫の相手が素人なのか、それともいわゆる“夜の街”で出会った相手なのか、遊び目的なのか、それとも本当に夫に心を奪われているかなどを見定めることが大事です。過去の調査では、不倫相手の素性が離婚と結婚を7度繰り返し、そのたびに夫から慰謝料をふんだくる“根っからの悪女”と判明したことがありました。この件では、相手の本性を知った夫が改心して夫婦円満に戻った。安易に離婚を選択しなくて救われた事例です」

関連キーワード

関連記事

トピックス

オールスターゲーム前のレッドカーペットに大谷翔平とともに登場。夫・翔平の横で際立つ特注ドレス(2025年7月15日)。写真=AP/アフロ
大谷真美子さん、米国生活2年目で洗練されたファッションセンス 眉毛サロン通いも? 高級ブランドの特注ドレスからファストファッションのジャケットまで着こなし【スタイリストが分析】
週刊ポスト
10月16日午前、40代の女性歌手が何者かに襲われた。”黒づくめ”の格好をした犯人は現在も逃走を続けている
《ポスターに謎の“バツ印”》「『キャー』と悲鳴が…」「現場にドバッと血のあと」ライブハウス開店待ちの女性シンガーを “黒づくめの男”が襲撃 状況証拠が示唆する犯行の計画性
NEWSポストセブン
全国でクマによる被害が相次いでいる(右の写真はサンプルです)
「熊に喰い尽くされ、骨がむき出しに」「大声をあげても襲ってくる」ベテラン猟師をも襲うクマの“驚くべき高知能”《昭和・平成“人食い熊”事件から学ぶクマ対策》
NEWSポストセブン
公金還流疑惑がさらに発覚(藤田文武・日本維新の会共同代表/時事通信フォト)
《新たな公金還流疑惑》「維新の会」大阪市議のデザイン会社に藤田文武・共同代表ら議員が総額984万円発注 藤田氏側は「適法だが今後は発注しない」と回答
週刊ポスト
初代優勝者がつくったカクテル『鳳鳴(ほうめい)』。SUNTORY WORLD WHISKY「碧Ao」(右)をベースに日本の春を象徴する桜を使用したリキュール「KANADE〈奏〉桜」などが使われている
《“バーテンダーNo.1”が決まる》『サントリー ザ・バーテンダーアワード2025』に込められた未来へ続く「洋酒文化伝承」にかける思い
NEWSポストセブン
“反日暴言ネット投稿”で注目を集める中国駐大阪総領事
「汚い首は斬ってやる」発言の中国総領事のSNS暴言癖 かつては民主化運動にも参加したリベラル派が40代でタカ派の戦狼外交官に転向 “柔軟な外交官”の評判も
週刊ポスト
黒島結菜(事務所HPより)
《いまだ続く朝ドラの影響》黒島結菜、3年ぶりドラマ復帰 苦境に立たされる今、求められる『ちむどんどん』のイメージ払拭と演技の課題 
NEWSポストセブン
超音波スカルプケアデバイスの「ソノリプロ」。強気の「90日間返金保証」の秘密とは──
超音波スカルプケアデバイス「ソノリプロ」開発者が明かす強気の「90日間全額返金保証」をつけられる理由とは《頭皮の気になる部分をケア》
NEWSポストセブン
公職上の不正行為および別の刑務所へ非合法の薬物を持ち込んだ罪で有罪評決を受けたイザベル・デール被告(23)(Facebookより)
「私だけを欲しがってるの知ってる」「ammaazzzeeeingggggg」英・囚人2名と“コッソリ関係”した美人刑務官(23)が有罪、監獄で繰り広げられた“愛憎劇”【全英がザワついた事件に決着】
NEWSポストセブン
三田寛子(時事通信フォト)
「あの嫁は何なんだ」「坊っちゃんが可哀想」三田寛子が過ごした苦労続きの新婚時代…新妻・能條愛未を“全力サポート”する理由
NEWSポストセブン
大相撲九州場所
九州場所「17年連続15日皆勤」の溜席の博多美人はなぜ通い続けられるのか 身支度は大変だが「江戸時代にタイムトリップしているような気持ちになれる」と語る
NEWSポストセブン
「週刊ポスト」本日発売! 高市首相「12.26靖国電撃参拝」極秘プランほか
「週刊ポスト」本日発売! 高市首相「12.26靖国電撃参拝」極秘プランほか
NEWSポストセブン