芸能

流行語大賞トップ10入りのフワちゃん「新奇性」が人気の秘訣

フワちゃん

流行語大賞トップテンにに選出され大喜びするフワちゃん(写真/時事通信社)

 臨床心理士・経営心理コンサルタントの岡村美奈さんが、気になったニュースや著名人をピックアップ。心理士の視点から、今起きている出来事の背景や人々の心理状態を分析する。今回は人気急上昇中の芸人でYouTuberのフワちゃん(27才)について。

 * * *
「あたしが2020年のリーダーってこと!?」と、自撮り棒片手に満面の笑みを見せたのは、若者を中心に人気を集めているフワちゃん。12月1日に発表された『2020ユーキャン新語・流行語大賞』(現代用語の基礎知識選)で、自身の名前「フワちゃん」がトップテン入りし受賞した。

 流行語大賞で人名やグループ名が受賞するのは2010年のAKB48以来のことらしい。今やその顔をテレビで見ない日はないほどの人気者のフワちゃんは、12月2日に発表された『2020テレビ番組出演本数ランキング』(ニホンモニター)でも堂々の2位。個人的には、フワちゃんがテレビに出る度に見たいような見たくないような、何が飛び出るか分からない怖いもの見たさという感覚に襲われるのだが、フワちゃんの何が人を惹きつけるのだろう。

 授賞式では、持参した自撮り棒をくるくるとバトンのように回したかと思えば、渡された記念盾を抱え「撮れた!」と自撮りし大はしゃぎ。喜びの感想を聞かれると、「とっても嬉しい。2020年はフワちゃんとみんなの年でした」と弾けた笑顔を見せた。「アンミカさんに報告する」と話し始めるも、司会者が「ありがとうございました」とそれをあっさり切り上げてしまうと、「おじさんがあしらってる」と苦笑い。最後は左足を高く持ち上げ、V字バランスのようなポーズをしながら「おめでとう!」とはっちゃけた。

 いつものお団子ヘアにカラフルなヘアアクセサリーを着け、ビビッドなブルーにピンクの縁取りが付いた半袖のチャイナドレス風トップスと牛柄模様のホットパンツ姿のフワちゃん。寒さが厳しくなってきたこの時期でも、へそ出しの奇抜なフアッションで現れた。さすがにスポーツブラではなかったが、この独特なファッションこそがフワちゃんの特徴を端的に表している。見た目通りにキャラも奇抜で良くいえば自由奔放、天衣無縫、天真爛漫。無邪気で常識やルールに縛られない。

 相手が誰であろうとタメ口をきき、名前は呼び捨て。受賞式でも「さんまもたけしも徹子も小池百合子も写メ撮った」と、相手が大御所だろうが都知事だろうが臆することなく呼び捨てだ。それを失礼だ、非常識だと言う人もいるが、タレントによくある作られたキャラではなく、フワちゃんにとってこれが自然体だという。

関連記事

トピックス

高石あかりを撮り下ろし&インタビュー
『ばけばけ』ヒロイン・高石あかり・撮り下ろし&インタビュー 「2人がどう結ばれ、『うらめしい。けど、すばらしい日々』を歩いていくのか。最後まで見守っていただけたら嬉しいです!」
週刊ポスト
結婚を発表した趣里と母親の伊藤蘭
《趣里と三山凌輝の子供にも言及》「アカチャンホンポに行きました…」伊藤蘭がディナーショーで明かした母娘の現在「私たち夫婦もよりしっかり」
NEWSポストセブン
2021年に裁判資料として公開されたアンドルー王子、ヴァージニア・ジュフリー氏の写真(時事通信フォト)
《恐怖のマッサージルームと隠しカメラ》10代少女らが性的虐待にあった“悪魔の館”、寝室の天井に設置されていた小さなカメラ【エプスタイン事件】
NEWSポストセブン
2025年、第27回参議委員議員選挙で使用した日本維新の会のポスター(時事通信フォト)
《本当に許せません》維新議員の”国保逃れ”疑惑で「日本維新の会」に広がる怒りの声「身を切る改革って自分たちの身じゃなかったってこと」
NEWSポストセブン
防犯カメラが捉えた緊迫の一幕とは──
《浜松・ガールズバー店員2人刺殺》「『お父さん、すみません』と泣いて土下座して…」被害者・竹内朋香さんの夫が振り返る“両手ナイフ男”の凶行からの壮絶な半年間
NEWSポストセブン
寮内の暴力事案は裁判沙汰に
《広陵高校暴力問題》いまだ校長、前監督からの謝罪はなく被害生徒の父は「同じような事件の再発」を危惧 第三者委の調査はこれからで学校側は「個別の質問には対応しない」と回答
NEWSポストセブン
ドジャース・山本由伸投手(TikTokより)
《好みのタイプは年上モデル》ドジャース・山本由伸の多忙なオフに…Nikiとの関係は終了も現在も続く“友人関係”
NEWSポストセブン
齋藤元彦・兵庫県知事と、名誉毀損罪で起訴された「NHKから国民を守る党」党首の立花孝志被告(時事通信フォト)
NHK党・立花孝志被告「相次ぐ刑事告訴」でもまだまだ“信奉者”がいるのはなぜ…? 「この世の闇を照らしてくれる」との声も
NEWSポストセブン
ライブ配信アプリ「ふわっち」のライバー・“最上あい”こと佐藤愛里さん(Xより)、高野健一容疑者の卒アル写真
《高田馬場・女性ライバー刺殺》「僕も殺されるんじゃないかと…」最上あいさんの元婚約者が死を乗り越え“山手線1周配信”…推し活で横行する「闇投げ銭」に警鐘
NEWSポストセブン
親子4人死亡の3日後、”5人目の遺体”が別のマンションで発見された
《中堅ゼネコン勤務の“27歳交際相手”は牛刀で刺殺》「赤い軽自動車で出かけていた」親子4人死亡事件の母親がみせていた“不可解な行動” 「長男と口元がそっくりの美人なお母さん」
NEWSポストセブン
トランプ大統領もエスプタイン元被告との過去に親交があった1人(民主党より)
《電マ、ナースセットなど用途不明のグッズの数々》数千枚の写真が公開…10代女性らが被害に遭った“悪魔の館”で発見された数々の物品【エプスタイン事件】
NEWSポストセブン
大谷翔平と真美子さん(時事通信フォト)
《ハワイで白黒ペアルック》「大谷翔平さんですか?」に真美子さんは“余裕の対応”…ファンが投稿した「ファミリーの仲睦まじい姿」
NEWSポストセブン