大技を決める今井メロ(写真/時事通信フォト)
とはいえ、実際に施設に預けるとなると、子供がどのような生活を送るか目に見えず不安は大きいだろう。東京の児童養護施設『二葉学園』の武藤素明統括施設長は「以前より身近な選択肢と捉えてほしい」と言う。
「『施設』というと狭い部屋で複数の子が共同生活を送る一般家庭とはかけ離れた暮らしを思い浮かべるかたもいるかもしれません。しかし、最近は国や自治体の補助金も手厚くなっており、いわゆる一般家庭と変わらない水準の生活を送れるようになっています。塾など習い事に通える施設もあります。
おそらく今井さんの長女は児童養護施設に入ると思います。子供の非行が原因の場合は1~2年間だけという期間限定のケースもある。まずは、ハードルを高くしすぎず、児童相談所や子ども家庭支援センターなどに相談してほしい」
今井はブログで《いつか笑顔で会えるように》とも書いている。今回の決断が、母娘にとって最良の選択であることを祈りたい。
※女性セブン2021年1月1日号