一方、最下位に沈んだのは高知県。水はけの悪い地形のため、豪雨時の浸水リスクが高いという。ワースト2位の新潟県は「新しい潟(湖や沼)」の名が示す通り水害リスクが高いとされた。
ワースト3位は中心地が干拓地や埋立地でできている岡山県。液状化リスクからランクインした。
こうした地盤の強弱は知られていないため、地方行政からも驚きを持って受け入れられているという。地盤ネットホールディングスの山本強社長が話す。
「数年前に群馬県の副知事にこの話をしたところ、とても興味をもっておられました。地盤が強固で災害に強いという事実は県として魅力的に映ったようです。
昨今のコロナ禍も相まって、今後はリモートワークなどで都心から郊外への住み替えをする人が増える可能性もあり、地盤の強さがセールスポイントになっていくかもしれません」
※週刊ポスト2020年12月25日号