高校を卒業できますように…
続く「星に願いを」のコーナーでは、スクリーンに流れ星が流れる間、願い事をできるというもの。切実なものから責任感のあふれるもの、可愛い?クレームまで、メンバーの願い事はこちら。
豆原:高校を無事卒業できますように。卒業テストが5日後なんですけど、まったく勉強してないんです。やばいです! 英語とかをたまに奨くんに教わったりしています。
白岩:朝、お布団から出られますように。
與那城:JAMのみんなが幸せになりますように。( 白岩:それはお願いすることじゃなくてぼくらが叶えることなんじゃないですか? メンバー:おおー! かっこいい!)
鶴坊:ピンポンダッシュをやめてください!(金城:誠に申し訳ありませんでした! ピンポンしても、(鶴房が)まじで全然出てこないんですよ…誤解です)
JO1の原点『ツカメ~It’s Coming~』に見る大いなる成長
コーナーを進行しつつ順番に制服楓の次の衣装にチェンジし、いよいよ後半戦へ。宇宙を連想させいる洗練された軽やかなメロディーとラップ、そしてフォーメーションの変化が楽しい2ndシングル『STARGAZER』の収録曲『GO』の激しいステージが終わると、歌い終わった後の激しい息づかいがマイクから漏れ、ドキドキさせられる。
続いて同シングルのリード曲『OH-EH-OH』は、悩み多き10代へのメッセージが込められた力強いダンスナンバーで、ジャケットをひらひらさせる「ジャケットダンス」が話題となった。
そして最後は、「ぼくたちの原点の曲です」と豆原より紹介があった『ツカメ~It’s Coming~』。『PRODUCE 101 JAPAN』時代に初めて練習生全員で歌ったオリジナル課題曲で、一回りも二回りもパワーアップしたJO1バージョンを、堂々と見せつけてくれた。汗だくで息が上がりながらも、すがすがしい笑顔で「楽しんでくれた?」「踊ってくれた?」とJAMに話しかけるように何度も呼びかけながら、ここでステージはいったん終了となった。
11人全員がボーカリストとしての実力をもつ証のバラード
アンコールを待つ間のVCRでは、ルイヴィトンのイベントに出演したときの初々しい様子からこの1年を振り返る軌跡をたどる映像が流れる。JAMの涙を誘ったかと思いきや、ツアーTシャツに着替えたJO1が再登場。リアルなライブのアンコールのような何とも嬉しい演出だ。
ステージにスタンドマイクが立ち、やさしいピアノのイントロが流れる。応援してくれるJAMに向けたこの日初披露の至極のバラード『Be With You (⾜跡) 』からアンコールステージが始まった。
11人11様の魅力あふれるボーカルで、切なく美しいメロディラインをしっとりと歌い上げる、全員がボーカリストしての実力を遺憾なく発揮する。ダンスパフォーマンスの成長は、目に見えて感じとることができたJO1だが、この楽曲で11人全員のボーカル力の急成長を、肌で感じることができる至福の1曲となった。アイドルグループは数あれど、11人全員が高いクオリティで歌って踊れる新人グループは、他にないのではないだろうか。彼らの勢いは止まることを知らない。