芸能

土屋太鳳、『今際の国のアリス』で見せた「陰の演技」の凄み

(時事通信フォト)

(時事通信フォト)

 Netflixオリジナルドラマ『今際(いまわ)の国のアリス』が、同配信サービスの世界総合トップ10にランクインするほどの人気を集めている。2020年12月14日にはNetflixが発表するテレビ番組部門のランキングで第5位を獲得。国内の視聴者たちが「ついに日本のドラマが世界で評価される時が来た」と大盛り上がりした。

 同ドラマは、2010〜2016年に『週刊少年サンデーS』、『週刊少年サンデー』(小学館)に連載された麻生羽呂(あそう・はろ)による大人気コミックが原作。仲間たちと“今際の国”に迷い込んだ有栖良平=アリスが、女性クライマーのウサギと出逢い、多種多様な“げぇむ”をサヴァイヴしていく様を迫力たっぷりに描いた物語だ。

 あえて仲間を作らず孤独に“げぇむ”に挑む強きヒロイン・ウサギを演じるのは、女優・土屋太鳳(25)。派手なアクションシーンも持ち前の運動神経で見事にこなしている。際どいシーンにも果敢に挑む姿に驚かされた視聴者は多いだろう。作品に対する反響、その熱演ぶりの両面から、『今際の国のアリス』が土屋の新たな代表作となることは間違いない。

 土屋といえば、優等生なイメージで知られている。SNSでは、丁寧な長文で作品への想いをつづったり、〈どの地域も寒さが厳しくなる季節なのでどうか首元など室内でも保温して暖かくして過ごしてくださいね〉(12月23日のInstagram投稿より)のようにファンの体調を気遣ったりしている。そんな彼女自身の人柄によるものか、明るい王道ヒロインに起用されることは多い。

 一方で、彼女は前述のウサギのような、陰のあるキャラクターにも対応してみせる。陰と陽、なぜ土屋は両極端な役柄を表現することができるのか? 映画ライターの磯部正和氏の分析はこうだ。

関連キーワード

関連記事

トピックス

NHK次期エースの林田アナ。離婚していたことがわかった
《NHK林田アナの離婚真相》「1泊2980円のネカフェに寝泊まり」元旦那のあだ名は「社長」理想とはかけ離れた夫婦生活「同僚の言葉に涙」
NEWSポストセブン
被害者の平澤俊乃さん、和久井学容疑者
《新宿タワマン刺殺》「シャンパン連発」上野のキャバクラで働いた被害女性、殺害の1か月前にSNSで意味深発言「今まで男もお金も私を幸せにしなかった」
NEWSポストセブン
米国の大手法律事務所に勤務する小室圭氏
【突然の変節】小室圭さん、これまで拒んでいた記念撮影を「OKだよ」 日本人コミュニティーと距離を縮め始めた理由
女性セブン
大谷翔平の妻・真美子さんを待つ“奥さま会”の習わし 食事会では“最も年俸が高い選手の妻”が全額支払い、夫の活躍による厳しいマウンティングも
大谷翔平の妻・真美子さんを待つ“奥さま会”の習わし 食事会では“最も年俸が高い選手の妻”が全額支払い、夫の活躍による厳しいマウンティングも
女性セブン
公式X(旧Twitter)アカウントを開設した氷川きよし(インスタグラムより)
《再始動》事務所独立の氷川きよしが公式Xアカウントを開設 芸名は継続の裏で手放した「過去」
NEWSポストセブン
現役を引退した宇野昌磨、今年1月に現役引退した本田真凜(時事通信フォト)
《電撃引退のフィギュア宇野昌磨》本田真凜との結婚より優先した「2年後の人生設計」設立した個人事務所が定めた意外な方針
NEWSポストセブン
広末涼子と鳥羽シェフ
【幸せオーラ満開の姿】広末涼子、交際は順調 鳥羽周作シェフの誕生日に子供たちと庶民派中華でパーティー
女性セブン
林田理沙アナ。離婚していたことがわかった(NHK公式HPより)
「ホテルやネカフェを転々」NHK・林田理沙アナ、一般男性と離婚していた「局内でも心配の声あがる」
NEWSポストセブン
中森明菜復活までの軌跡を辿る
【復活までの2392日】中森明菜の初代音楽ディレクターが語る『少女A』誕生秘話「彼女の歌で背筋に電流が走るのを感じた」
週刊ポスト
世紀の婚約発表会見は東京プリンスホテルで行われた
山口百恵さんが結婚時に意見を求めた“思い出の神社”が売りに出されていた、コロナ禍で参拝客激減 アン・ルイスの紹介でキャンディーズも解散前に相談
女性セブン
真美子夫人は「エリー・タハリ」のスーツを着用
大谷翔平、チャリティーイベントでのファッションが物議 オーバーサイズのスーツ着用で評価は散々、“ダサい”イメージ定着の危機
女性セブン
猛追するブチギレ男性店員を止める女性スタッフ
《逆カスハラ》「おい、表出ろ!」マクドナルド柏店のブチギレ男性店員はマネージャー「ヤバいのがいると言われていた」騒動の一部始終
NEWSポストセブン