武蔵野陵を参拝された眞子内親王(時事)

武蔵野陵を参拝された眞子内親王(時事通信フォト)

 通常、皇居正門を使うのは天皇皇后である。天皇家以外は乾門を使用するのが通例だが、秋篠宮家は半蔵門を使うこともある。今回、天皇家が正門を使ったのなら、秋篠宮家が同じく正門から皇居に入っても違和感はなかったかもしれないが、天皇家が半蔵門を使ったのに、秋篠宮家だけが正門からというのは不自然に感じる。また、報道陣には後になって知らされたというのも、いかにもわざとらしい。

「記者たちからは、一連のバッシングもあったから、ご一家は報道陣の前に出たくなかったのではないか、といった声も出た」(前出の記者)

 もちろん、晴れの日の主役を天皇一家に、という気持ちだったかもしれないが、皇位継承第1位の皇嗣が元日に国民の前に元気な姿を見せるのは当然のようにも感じる。秋篠宮家の一挙手一投足に注目が集まっているからこそ、こうした小さな違和感が不審や批判を招いてしまうのではないか。

佳子内親王は姉の結婚を応援する立場を堅持している(時事)

佳子内親王は姉の結婚を応援する立場を堅持している(時事通信フォト)

 昭和天皇の命日である1月7日、皇居・皇霊殿と八王子市の武蔵野陵で「昭和天皇祭」が行われ、武蔵野陵には皇族代表として眞子内親王が拝礼した。御用地侵入事件の後だけに、その際にも警備強化が検討されたとみられているが、特に混乱も物々しい警備もなく、祭祀は無事に執り行われた。

 一見、静かな新年を迎えた皇室だが、秋篠宮家と眞子内親王の難局は、まだしばらく収束しそうにない。

関連記事

トピックス

全米の注目を集めたドジャース・山本由伸と、愛犬のカルロス(左/時事通信フォト、右/Instagramより)
《ハイブラ好きとのギャップ》山本由伸の母・由美さん思いな素顔…愛犬・カルロスを「シェルターで一緒に購入」 大阪時代は2人で庶民派焼肉へ…「イライラしている姿を見たことがない “純粋”な人柄とは
NEWSポストセブン
各地でクマの被害が相次いでいる
JR東日本はクマとの衝突で71件の輸送障害 保線作業員はクマ撃退スプレーを携行、出没状況を踏まえて忌避剤を散布 貨物列車と衝突すれば首都圏の生活に大きな影響出るか
NEWSポストセブン
真美子さんの帰国予定は(時事通信フォト)
《年末か来春か…大谷翔平の帰国タイミング予測》真美子さんを日本で待つ「大切な存在」、WBCで久々の帰省の可能性も 
NEWSポストセブン
(写真/イメージマート)
《全国で被害多発》クマ騒動とコロナ騒動の共通点 “新しい恐怖”にどう立ち向かえばいいのか【石原壮一郎氏が解説】
NEWSポストセブン
シェントーン寺院を訪問された天皇皇后両陛下の長女・愛子さま(2025年11月21日、撮影/横田紋子)
《ラオスご訪問で“お似合い”と絶賛の声》「すてきで何回もみちゃう」愛子さま、メンズライクなパンツスーツから一転 “定番色”ピンクの民族衣装をお召しに
NEWSポストセブン
ことし“冬眠しないクマ”は増えるのか? 熊研究の権威・坪田敏男教授が語る“リアルなクマ分析”「エサが足りずイライラ状態になっている」
ことし“冬眠しないクマ”は増えるのか? 熊研究の権威・坪田敏男教授が語る“リアルなクマ分析”「エサが足りずイライラ状態になっている」
NEWSポストセブン
“ポケットイン”で話題になった劉勁松アジア局長(時事通信フォト)
“両手ポケットイン”中国外交官が「ニコニコ笑顔」で「握手のため自ら手を差し伸べた」“意外な相手”とは【日中局長会議の動画がアジアで波紋】
NEWSポストセブン
11月10日、金屏風の前で婚約会見を行った歌舞伎俳優の中村橋之助と元乃木坂46で女優の能條愛未
《中村橋之助&能條愛未が歌舞伎界で12年9か月ぶりの金屏風会見》三田寛子、藤原紀香、前田愛…一家を支える完璧で最強な“梨園の妻”たち
女性セブン
土曜プレミアムで放送される映画『テルマエ・ロマエ』
《一連の騒動の影響は?》フジテレビ特番枠『土曜プレミアム』に異変 かつての映画枠『ゴールデン洋画劇場』に回帰か、それとも苦渋の選択か 
NEWSポストセブン
インドネシア人のレインハルト・シナガ受刑者(グレーター・マンチェスター警察HPより)
「2年間で136人の被害者」「犯行中の映像が3TB押収」イギリス史上最悪の“レイプ犯”、 地獄の刑務所生活で暴力に遭い「本国送還」求める【殺人以外で異例の“終身刑”】
NEWSポストセブン
“マエケン”こと前田健太投手(Instagramより)
“関東球団は諦めた”去就が注目される前田健太投手が“心変わり”か…元女子アナ妻との「家族愛」と「活躍の機会」の狭間で
NEWSポストセブン
ラオスを公式訪問されている天皇皇后両陛下の長女・愛子さまラオス訪問(2025年11月18日、撮影/横田紋子)
《何もかもが美しく素晴らしい》愛子さま、ラオスでの晩餐会で魅せた着物姿に上がる絶賛の声 「菊」「橘」など縁起の良い柄で示された“親善”のお気持ち
NEWSポストセブン