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河野景子さん 長男・優一の騒動に「いずれ父子で語り合えるようになる」

河野景子

長男・優一の騒動についても語った河野景子さん(撮影/渡辺利博)

 貴乃花(元親方・48才)との23年間の結婚生活にピリオドを打ってからはや2年。昨年末には映画監督&実業家のジャッキー・ウー氏(年齢非公表)との再婚報道が飛び出し、世間を驚かせた河野景子さん(56才)は、「いまは本当に自由」「いまがいちばん楽しい」と断言する。56才の彼女が人生100年時代に切った「再スタート」について大いに語る。

「これからは自分の人生を歩みたい」──そう語る彼女が母、妻、おかみさん、そしてアナウンサーとしての経験を生かしたいと2016年から取り組むのが「河野景子のことばのアカデミー」。自分らしいコミュニケーションの取り方を指導している。

「ことばを使う仕事をしていましたし、いつの日もことばに支えられて生きてきました。興味を持って意味や語源を紐解いているうちに、日本語の奥深さに夢中になってしまって。例えば『憎しみ』。口にするのも嫌なことばですが、もともと愛があるから憎しみが生まれるんです。

 経験を積んだいまだから受け止められることばがあるんです。私が感じたことばの魅力を『コトバノケイコ』(学研プラス)として本にもまとめました。自分に響くことばを通して、自分自身が見えてくる。ことばって本当に面白いなと思いますよ」

 ことばに支えられてきた一方で、結婚生活ではことばに苦しめられもした。結婚して間もなくは連日の過激な報道や嫌がらせの手紙に心が折れてしまい、壁に頭をガンガン打ちつける自傷行為に走るほど精神的に追い詰められた時期もあったという。

「結婚当初は勝負師の妻、そして後半はおかみさん。一般に想像する妻像とかけ離れていて、自分の役割を果たすのに必死でした。そうしてガムシャラに走り続けた結果、50才を間近に控えてすごく大きなハゲができたんです。円形脱毛症です」

 一般的ではない、普通とは違う──「花田家」が特殊すぎたゆえの、体の悲鳴だった。

「大なり小なり、どこの家庭にも“事件”は起きるものだと思います。ただ、花田家はそれが外へ筒抜けに報じられてしまう。何かというと部外者が家族に介入してくる環境でもありました。そこで真意が歪んで伝わり、誤解から家族関係に歪みが生まれる。家族なんだから素直に話し合えば済むはずなのに、そのタイミングがないままに横やりが入って、小さな問題がどんどん大きくなっていくんですよね」

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