高額当せんを謳う宝くじの広告(時事通信フォト)

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(1)2等の当せん金額が500万円から1000万円に引き上げられ、当せん本数は1ユニット(=1000万本)あたり5本から3本に減少
(2)3等100万円の当せん本数が、1ユニットあたり100本から50本に減少
(3)4等の当せん金額が、10万円から5万円に半減(当せん本数は変わらず)
(4)5等1万円の当せん本数が、1ユニットあたり2万本から3万本に増加
(5)これらの結果、1ユニットあたりの当せん本数は112万3207本から113万3155本に増加
(6)1枚300円に対する当せん金の平均受取額は、143.49円から143.99円に0.5円増額

 このうち、もっとも注目すべきは、(4)の5等1万円の当せん本数が増加する点だ。これにより、1万円以上の当せん金が当たるくじの本数は、1ユニット(1000万本)あたり、昨年の2万3207本から今年は3万3155本へと4割以上増加する。

 誰でも、1枚300円のくじを買って1万円以上の当せん金が当たれば嬉しいだろう。この嬉しさを多くの人に味わってもらえうるように、5等の当せん本数が増やされたものとみられる。

年末ジャンボよりも1万円以上の本数が多い

 じつは、バレンタインジャンボは昨年の年末ジャンボに比べて、1万円以上の当せんが出やすくなっている。昨年の年末ジャンボでは、1万円の当せん本数を増やして1万円以上の当せん確率が0.31123%とされていた。これが、今回のバレンタインジャンボでは0.33155%にまで高められた。

 これは、平均的にいうと302本買えば1万円以上の当せんが1本出る確率だ。ただし、302本買うには、9万600円が必要なため、1万円が1本当たるだけでは持ち出しになってしまう点には要注意だ。

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