ミニは当せん金1万円以上が1.7倍超に
一方のバレンタインジャンボミニはどうか。バレンタインジャンボと違って、当せん金の最高額は1等前後賞あわせて3000万円にとどまるが、その分、2等以下の当せんの期待は大きくなる。バレンタインジャンボミニについても、主な変更点は6つにまとめられる。
(1)当せん金100万円(1ユニットあたり50本)としていた2等がなくなった
(2)当せん金10万円としていた3等が、当せん金5万円の2等に変わった(当せん本数は1ユニットあたり4000本のまま変わらず)
(3)当せん金1万円としていた4等が同額のまま3等となり、当せん本数は1ユニットあたり2万本から4万本に倍増
(4)東京2020賞(当せん金3万円、1ユニットあたり1000本)はなくなった
(5)これらの結果、1ユニットあたりの当せん本数は112万5065本から114万4015本に増加
(6)1枚300円に対する当せん金の平均受取額は、143円から135円に減少
このうち、もっとも目を引くのは、(3)の当せん金1万円の当せん本数が倍増する点だ。1ユニットあたりでみると、1万円以上が当たるくじの本数は、昨年の2万5065本から今年は4万4015本へと、なんと7割以上も増加する。
ただし、当せん金の平均受取額は、143円から135円に減少するので要注意だ。1万円は当たりやすくなったが、それより高額の当せんはなくなったり、減らされたりしているためだ。
また、1万円以上が当たるくじの本数は、昨年の年末ジャンボミニ(1000万本あたり5万4012本)に比べると少ない。この点も少し注意が必要といえそうだ。