昨年11月に新型コロナに感染した参院議員(無所属)で現役医師の桜井充氏が語る。
「特例に否定的な人はいますから、議員だけ先に打つのは難しい。国民と同じ基準で、順番通りに粛々とやったほうがいい。
ただ、『接種場所』については配慮があってもいいと思います。厚労省は住民票のある住所地での接種を原則としていますが、『ワクチンのために地元に帰れ』というのは現実的ではない。議員宿舎や国会の医務室など、都内で接種できるようにしてもいいと思う」
議員にとって怖いのは、コロナ感染より有権者の目なのだろう。
※週刊ポスト2021年3月12日号