コロナ禍で「知名度高い学校」に出願集まる

 今年の受験生はコロナの影響で合同相談会がほぼなく、学校を訪れる機会も激減しました。例年なら学校に足を踏み入れて、わが子に合う、合わないという、いわゆる相性を判断できたのですが、それが十分にできませんでした。

 合同相談会があれば、視野に入っていなかった新たな多くの学校に接触する機会が生まれるのですが、それがなかったために知名度の高い学校に出願が集まったという動向が見られました。それが伝統女子校に有利に働いたという面は確かにあります。

開放感溢れる大妻の図書室

個別の学習スペースもある大妻の図書室

 そこで、3年前2018年の入試データも調べてみました。左が2018年の出願者数、右が先にも上げた2021年の出願者数です。

・跡見学園/990人→1481人(150%)
・大妻/1586人→1825人(115%増)
・山脇学園/1121人→2616人(233%)

 これを見ると、今年だけの異変ではなく、3校ともこれまで着実に支持を伸ばしていたことがわかります。なぜ支持されたのでしょうか。

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