「相撲は匂いや音まで楽しみたい!」

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【4】外国人力士の制限撤廃

 相撲を国技とする相撲協会では外国人力士を制限しています。入門する外国籍の力士は原則1部屋1人と決められ、引退後に親方として協会に残るためには日本国籍を取得しなければなりません。私もハーフなので国籍の問題については色々考えることがありますが、今後国際化が進むなかで、角界も真摯に向き合わなくてはいけない課題だと思います。

●メリット
・相撲の国際化が一気に進む。
・競技人口が急増する。
・外国人に差別的との批判がなくなる。
・五輪競技になる可能性がある。

●デメリット
・日本の伝統文化として維持・継承しにくいため、相撲の伝統や歴史を教える労力が増す(相撲教習所に通う期間を長くするなど、教育を強化する必要が生じる)。
・柔道のように国際ルール導入で困惑する。

【プロフィール】
市川紗椰(いちかわ・さや/1987年2月14日生まれ。愛知県出身、米国・デトロイト育ち。父はアメリカ人、母は日本人。身長168cm。モデルとして活動するほか、テレビやラジオにも出演。著書『鉄道について話した。』(集英社刊)が好評発売中。

取材/鵜飼克郎 撮影/藤岡雅樹

※週刊ポスト2021年3月19・26日号

好角家でもあるモデルの市川紗椰

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