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好角家の市川紗椰と考える相撲をさらに面白くする「4つの提案」

国技館で観戦することも多いというモデルの市川紗椰(写真は2020年7月場所)

国技館で観戦することも多いというモデルの市川紗椰(写真は2020年7月場所)

 多趣味で知られる人気モデルの市川紗椰さんは、好角家でもある。その市川さんと、相撲をさらに面白くするための「4つの提案」について考える。

 * * *
 相撲が好きだからこそ考えたい「角界の未来」についてです。相撲はどのスポーツよりも早くビデオ判定を取り入れるなど革新的な部分もありますが、一方で伝統を重んじてなかなか変化しない点もあります。今回私はよく耳にする4つの問題を提起しました。これは私がこうするべきだと主張するものではありません。巷間囁かれているメリット・デメリットを併記したので、是非ファンの皆さんの間でも議論をしていただけると嬉しいです。

【1】公傷制度復活(ケガの防止)

 力士の大型化が進み、明らかにケガが増加してきました。しかし現在は「公傷制度」(本場所の土俵上で負ったケガで次場所を休場する場合、認定委員が公傷と認めれば、翌場所全休しても1場所に限り地位が据え置かれる制度。1972年に導入、2003年に廃止)がなく、照ノ富士関のように大関以下の力士は長期休場すると番付が一気に転落してしまうため、強行出場してケガを悪化させる力士もいます。力士のケガへの対応をどうするかは、角界の重要な課題。公傷制度復活は一考の余地があると考えます。

●メリット
・年6場所のハードスケジュールでも完治を目指せる。
・大きなケガをした力士を救済することができる。
・人気力士が長く現役生活を続けられる。
・包帯やサポーター姿の満身創痍の力士が減る。

●デメリット
・軽傷でも「公傷」にするための診断書が提出されやすい。
・公傷の判断基準が曖昧となり、不公平になりやすい。
・大関が延命のために利用することで大関が弱体化する。
・乱発されれば休場力士によって番付に穴があく。

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