青学は新しい系属校が人気・偏差値とも急上昇
難関大学の付属校で唯一増加校のほうが多かったのが青山学院系です。青山学院と青山学院浦和ルーテルが増加、青山学院横浜英和が減少しました。先の中大横浜もそうですが、別の学校法人であったものが法人合併したり、系属関係を結んだりすることが増えて人気となっています。青学浦和ルーテルは2019年に、青学横浜英和は2016年に系属校となっています。
系属校となったことによって、この2校は偏差値も急上昇しました(下記は女子の偏差値)。
・青学浦和ルーテル/2016年【─】→2021年【51】
・青学横浜英和/2016年【51】→2021年【56】
青学浦和ルーテルは2016年には偏差値表になかったものが今や51です。近年最も上昇した学校の1つです。青学横浜英和も系属校になる前は第1回入試は偏差値表に載っていなかったくらいですから、これまたすごい上昇です。
このように、中高側にとっては有力大学の系属校となることは生徒募集に有利に働くこと、大学側にとっては少子化で受験者数が減少する将来に向けて下からのパイプを太くしておくというメリットがあります。ここでは触れませんが、系属関係までは行かないまでも、近年高大連携が流行っているのも同様な背景があるのです。