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中学受験で大学付属志向に陰り 早慶の受験者減り、青学・日大だけ人気上昇の訳

付属校志向はこのまま低下してしまうのか

 最後に付属校志向の今後はどうなっていくのか。まとめておこうと思います。

〈このまま低下するという視点〉
・2021年度の私大入試は地方からの受験者が大きく減少したことで、ほとんどの私大が受験者減となった。比較的易しくなったために、付属校からでなくても入れるようになる。
・「今後のコロナ不況を考えると、10年間高い学費を払えるか不安」という家庭が増える。
・大学は国公立に進んでほしいから進学校を選択する。

〈付属校志向は継続するという視点〉
・これからの社会で必要なのは受験学力ではない。付属校の持つ「リベラルアーツ」「探究」等の勉強こそ「生き抜く力」につながる。
・付属校・系属校・提携校の増加で、有力私大の一般選抜枠は縮小する一方。付属校に入っていた方が確実。
・国公立大に限らず、有力私大でも「総合型選抜」「学校推薦型選抜」での入学者が増えている。こうした選抜には多種多様な体験を可能にする環境、志願書・推薦書・面接などの教員のサポートが必要……それなりのレベルの学校でないと出願条件すらクリアできないため、付属校の方が安全。

学習院女子の正門

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 さて、今後、子どもの中学受験を考えているご家庭がどの視点を重視するかによって、付属校人気の傾向もまた変わってくるでしょう。

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