芸能

都はるみ&矢崎滋にほっこり 熟年カップルは一日にして成らず

東北地方の1泊5000円といわれるビジネスホテルで暮らす矢崎サンのもとへ、東京から頻繁に会いに行くはるみサン。そっと応援しています

東北地方の1泊5000円といわれるビジネスホテルで暮らす矢崎サンのもとへ、東京から頻繁に会いに行く都はるみ

 芸能界の恋愛ニュースというと、不倫だなんだとネガティブなものも多いが、なかにはほっこりさせられるもの。放送作家でコラムニストの山田美保子さんが、世間を温かい気持ちにさせた“熟年カップル“について分析する。

 * * *

50才以上女性の視聴率がとても高かったほっこりニュース

「歌手の都はるみサン(73才)に熱愛報道です。恋の舞台は“北の宿”。東北地方でひっそり愛を育む演歌の女王。お相手はCMでおなじみのベテラン俳優さんでした」

 3月12日オンエアの『バイキングMORE』(フジテレビ系)の冒頭、伊藤利尋アナウンサー(48才)による放送内容紹介は、まるで玉置宏さん(享年76)か西寄ひがしサン(47才)による名曲のイントロに合わせたナレーションのようでした。

 同日発売の写真週刊誌が報じたのは、共に表舞台から姿を消した大物歌手=都はるみサンと、はるみサンの座長公演で共演したベテラン俳優=矢崎滋サン(73才)との熱愛。

 早春とはいえ、まだダウンジャケットが必要な東北地方にあって、仲睦まじく寄り添い合うおふたりの写真に、「ささくれ立った世の中で、ポッと心に明かりが灯るような」とコメントしたのはゲストの南美希子サン(65才)。「せっかく穏やかに暮らしているのに」と、おふたりを思いやったのは田中美佐子サン(61才)でした。

 ふだんは不倫報道をはじめ、「人の家のことには興味がない」という姿勢を貫いていらっしゃる土田晃之サン(48才)までもが「ほっこりする」と言い、しかし、「60過ぎたら放っといてあげて」と美佐子サンに同調。「それでは、この番組は成り立たない」としながらもMCの坂上忍サン(53才)も「もう、いいんじゃない?」と久しぶりに表情を緩めたものです。

 視聴者の皆さんの中でも、F3(50~64才女性)やF4(65才以上女性)のハートに刺さったニュースだったようで、同日の放送は、その層の視聴率がとても高かったと聞きました。

 私も本音では「そっとしておいてあげたい」のですが、ページの性格上、もう少し掘り下げさせていただくことにします。

 矢崎サンのことを伊藤アナが「CMでおなじみの~」と紹介したのは、20年間にもわたり出演を続け、2006年に降板した『白鶴 まる』のこと。その後、氷川きよしサン(43才)やTOKIOの城島茂サン(50才)も出演した人気CMです。が、やはり矢崎サンが、おなじみのCMソングをバックに漁師の皆さんと「まるッ」とポーズをキメたシリーズが印象的でした。

 だからでしょう、矢崎サンは降板時、白鶴酒造さんから功労金をいただいたのだとか。いわく、その額は、サラリーマンの退職金よりも多い額だったというのです。

 矢崎サンが「ここなら、つつましく生きていける」としながらも、東北地方で“ホテル住まい”できているのは、この功労金のおかげもあるようです。

 俳優業が“引退状態”である矢崎サンと、2015年の全国ツアーを最後に表舞台から姿を消していらした都はるみサン。では、ミリオンヒットを含め、代表曲が何曲もあり、公演を行えばギャラが数千万円に及んだといわれたはるみサンが現役時代に稼いだ額は、どれほどになるのか。矢崎サンに倣ってサラリーマンに例えたならば、何百人分もの生涯賃金以上ではないでしょうか。

関連キーワード

関連記事

トピックス

和久井被告が法廷で“ブチギレ罵声”
【懲役15年】「ぶん殴ってでも返金させる」「そんなに刺した感触もなかった…」キャバクラ店経営女性をメッタ刺しにした和久井学被告、法廷で「後悔の念」見せず【新宿タワマン殺人・判決】
NEWSポストセブン
初の海外公務を行う予定の愛子さま(写真/共同通信社 )
愛子さま、初の海外公務で11月にラオスへ、王室文化が浸透しているヨーロッパ諸国ではなく、アジアの内陸国が選ばれた理由 雅子さまにも通じる国際貢献への思い 
女性セブン
几帳面な字で獄中での生活や宇都宮氏への感謝を綴った、りりちゃんからの手紙
《深層レポート》「私人間やめたい」頂き女子りりちゃん、獄中からの手紙 足しげく面会に通う母親が明かした現在の様子
女性セブン
“マエケン”こと前田健太投手(Instagramより)
《ママとパパはあなたを支える…》前田健太投手、別々で暮らす元女子アナ妻は夫の地元で地上120メートルの絶景バックに「ラグジュアリーな誕生日会の夜」
NEWSポストセブン
グリーンの縞柄のワンピースをお召しになった紀子さま(7月3日撮影、時事通信フォト)
《佳子さまと同じブランドでは?》紀子さま、万博で着用された“縞柄ワンピ”に専門家は「ウエストの部分が…」別物だと指摘【軍地彩弓のファッションNEWS】
NEWSポストセブン
一般家庭の洗濯物を勝手に撮影しSNSにアップする事例が散見されている(画像はイメージです)
干してある下着を勝手に撮影するSNSアカウントに批判殺到…弁護士は「プライバシー権侵害となる可能性」と指摘
NEWSポストセブン
亡くなった米ポルノ女優カイリー・ペイジさん(インスタグラムより)
《米ネトフリ出演女優に薬物死報道》部屋にはフェンタニル、麻薬の器具、複数男性との行為写真…相次ぐ悲報に批判高まる〈地球上で最悪の物質〉〈毎日200人超の米国人が命を落とす〉
NEWSポストセブン
和久井学被告が抱えていた恐ろしいほどの“復讐心”
「プラトニックな関係ならいいよ」和久井被告(52)が告白したキャバクラ経営被害女性からの“返答” 月収20〜30万円、実家暮らしの被告人が「結婚を疑わなかった理由」【新宿タワマン殺人・公判】
NEWSポストセブン
山下市郎容疑者(41)はなぜ凶行に走ったのか。その背景には男の”暴力性”や”執着心”があった
「あいつは俺の推し。あんな女、ほかにはいない」山下市郎容疑者の被害者への“ガチ恋”が強烈な殺意に変わった背景〈キレ癖、暴力性、執着心〉【浜松市ガールズバー刺殺】
NEWSポストセブン
英国の大学に通う中国人の留学生が性的暴行の罪で有罪に
「意識が朦朧とした女性が『STOP(やめて)』と抵抗して…」陪審員が涙した“英国史上最悪のレイプ犯の証拠動画”の存在《中国人留学生被告に終身刑言い渡し》
NEWSポストセブン
橋本環奈と中川大志が結婚へ
《橋本環奈と中川大志が結婚へ》破局説流れるなかでのプロポーズに「涙のYES」 “3億円マンション”で育んだ居心地の良い暮らし
NEWSポストセブン
10年に及ぶ山口組分裂抗争は終結したが…(司忍組長。時事通信フォト)
【全国のヤクザが司忍組長に暑中見舞い】六代目山口組が進める「平和共存外交」の全貌 抗争終結宣言も駅には多数の警官が厳重警戒
NEWSポストセブン