長年セルフケアをしていると、炎症が慢性化することも
Q. 脱毛に失敗すると、どんなトラブルが起こる?
A. 皮膚炎、毛嚢炎、埋没毛、そして肌が黒ずむ……
毛を抜いた後に起こりやすくなる前述の「毛嚢炎」「埋没毛」のほか、かみそり負けによる炎症は、かゆみだけでなく、肌に色素沈着も起こすことがある。
「セルフケアの場合、定期的に長年繰り返すことになるので、炎症が慢性化したり、見た目にも傷や黒ずみができて汚くなってしまいます」(慶田さん)
脱毛後のケアは必ず行い、炎症は悪化する前に皮膚科で診察を。
Q. セルフケアの頻度はどのくらい?
A. 毛の伸び方にもよるが週に1度くらいで
「かみそりやシェーバーの場合は、肌の負担を考え、1週間に1回程度が望ましいでしょう」(慶田さん)。
風呂場で使うことが多いかみそりだが、次のケアまで置きっぱなしにしないこと。風呂場は湿気が多く、雑菌が繁殖しやすいからだ。肌に直接触れるものなので、使用後のかみそりは水洗いをし、水気のないところで保管を。
Q. セルフケアした日に気をつけることは?
A. しっかり保湿をし、体を温めすぎないこと
脱毛の前後はローション、クリームなどでしっかり保湿を。
「ケアした部分にほてりがある場合は、冷たい濡れタオルを当てると和らぎます。体を温めると、かゆみや痛みを助長するので、入浴も、熱い湯船に入らず、シャワーだけで済ませるといいでしょう」(小坂さん)
取材・文/村重真紀 イラスト/尾代ゆうこ
※女性セブン2021年4月8日号