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毛を抜くのは最も肌を傷つける

 そこで、正しい家庭での脱毛に関する正しい知識を、Q&A方式で紹介する。

Q. 家庭用美容器の選び方のポイントは?
A. 初心者は光タイプを選ぼう

 家庭用美容器とは、ムダ毛がケアできる家電のことで、光タイプとレーザータイプがある。いずれも、家庭で素人が操作しても安全に行える出力なので、脱毛とまではいかないが、減毛が期待できる。

「光タイプの方が広い面を早く照射できるうえ、痛みが少なく、初心者向けです。一方、レーザータイプは照射範囲が狭いため、ピンポイントで“ここだけケアしたい”という人におすすめ」(小坂さん)

 価格と照射可能回数、照射面積のバランスをチェックしたら、実際に手で持ち、使用感や重さを試してみるのがベストだ。

Q. 美容器以外でおすすめのセルフケアは?
A. 保湿対策をしたうえでそるか、クリームを!

 肌の負担を考えると、シェーバーやかみそりでそるか、除毛・減毛効果のあるクリームを使用するのがおすすめ。

「そる場合は、一度で深ぞりができる4枚刃以上のかみそりやシェーバーを選び、ジェルやローションを使って肌のすべりをよくすること。そして、毛の流れに沿って皮膚を伸ばしながらそりましょう。そった後も保湿剤などでケアを」(美容皮膚科医の慶田朋子さん)

Q. やってはいけないセルフケアとは?
A. 絶対に抜いてはいけません!

「肌を最も傷つけるのが、毛抜きや脱毛テープで毛を抜く方法。毛穴が開いて雑菌などが入ってしまい、感染症を引き起こします。毛穴の奥の毛根を包んでいる部分が炎症を起こす『毛嚢炎』を起こすことも。また、傷ついた毛穴が治るときにふさがり、皮膚の中に毛が埋もれてしまう『埋没毛』の原因にもなります」(慶田さん)

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