旅行先で男性と食事をするだけという楽しみ方も
【リアルケース2】旅先でその場限りの出会いが楽しめる
シングルマザーの私は、これまで母娘2人で仲よく暮らしてきました。旅行も買い物もいつも一緒。ところが娘が就職し、ひとり暮らしを始めることに。その後しばらくして彼氏ができると、私と出かける機会が減っていきました。すると娘から、
「お母さんも再婚とまではいかなくても、気軽に“茶飲み友達”を探してみたら?」と、マッチングアプリ「ティンダー」をすすめられました。こんなの若い人がやるものだと思っていましたし、元夫や会社の同僚にバレたら恥ずかしいしで、「絶対に無理」と拒否していたら、「“遠征”のときだけの友達探しに使えばいいんじゃない」と……。
実は私、宝塚歌劇団にハマっていて、年に数回、東京、大阪、兵庫、仙台など、公演場所に“遠征”するのが趣味なんです。娘が言うには、ティンダーなら、いま私がいる場所と相手がいる距離とでマッチングできるので、遠征先でアプリを起動すれば、その場所にいる人とだけ出会え、地元の知り合いにバレることはないとのこと。
そこでアドバイス通り、まずは遠征先の兵庫県でアプリを起動。位置情報をオンにすると、すぐに12人もの男性から「Like」が! そこで、顔が好みだった1才年上の男性と会うことに。
実際にやってみてわかったのは、交際とまではいかなくても、女性とご飯を食べたりお酒を飲んだりしたい、という男性が意外にいるということ。特に同世代の男性には、その傾向が強いみたいです。男はみんな狼だと思っていましたが、そうでもないみたい(笑い)。
一度成功してからは自信もつき、その後は遠征した先々で、男性との食事を楽しむように。ティンダーは登録者数が多いので、どこに行ってもだいたいマッチングできるのがいいですね。それでもやっぱり自衛はしていますよ。フルネームや住所、家族構成を教えないようにしています。
再婚を考えていない私にとっては、こういう“つきあい方”が気楽でいい。コロナ禍が収束したら、また再開する予定です。(52才・会社員)